保存作業も本番、本除去が行われました

本除去の様子
11月28日に紫外線照射と保存作業の様子(中間除去)をお伝えしましたが、今週、いよいよ「本除去」に入りました。
「本除去」とは、岩肌の深い部分に残る着生物を取り除く作業です。
これは、前回の「中間除去」(第1回目の紫外線照射と除去)により、石仏表面の苔類等を除去した後、2回目の紫外線照射により深部にまで伸びた部分を枯らし、より慎重に付着物を取り除く作業となります。
作業の様子を見ると、前回は茶褐色や深緑色の部分がありましたが、乾燥して白っぽい岩肌に変化していることが分かります。

本除去

中間除去
この後、苔類等の再着生を遅らせるために「撥水剤」を塗り込み、本年度の作業は終了となります。
寒い中、一日中岩肌の傍で白い息を吐きながら作業をされるのは、大変なことだと思います。作業をされるみなさまには、大変感謝しております。ありがとうございます。風邪を引きませんように、石仏とともに祈っております!

12月に入り、紅く染まった紅葉
保存作業現場公開DAY、臼杵っこガイドも登場

保存作業公開&臼杵っこガイドの説明
本日は、「紫外線照射、保存作業現場」の一般公開日でした。

枯死した苔を払う作業

臼杵っこガイドによる説明

臼杵っこガイドも除去作業を観察
「文化財の保存」や「郷土文化の承継」が活き活きと展開される、11月最後の土曜日となりました。
晩秋の石仏散策~石仏公園から満月寺へ

満月寺
穏やかな連休中日、街路樹も渓谷も海辺の通りも、色付く木々が美しいことと思います。
「秋は夕暮れ」とも言いますが、お昼時の参道もなかなかいいものです。
オレンジ色に照るモミジの下をくぐると、気分も明るくなるよう。

陽の当たる参道
さて、石仏公園を抜けて満月寺へ歩いていくと、仁王像が出迎えてくれます。
薬になると云われ、削り取られた鼻が特徴。頭に生えた草まで枯れて、今日は可笑し味より哀れみを誘われるようです。

仁王像
境内の裏には古い鐘付堂があり、自由に付くことができます。鐘の音は石仏群や参道にも響き渡り、その瞬間に臼杵石仏に居合わせた人々が共有することとなります。写真に残すことはできませんが、心に残るひと時。
晩秋の休日、お時間がありましたら臼杵石仏で過ごしてみませんか?

鐘付堂
参道の紅葉~今週末は、晩秋の臼杵路を散策しませんか?

色付く参道
小春日和を超える暖かい日が続いていますが、参道は美しく紅葉してきました。
ホキ石仏第一群から山王山石仏へ向かう道は、アーチのようにモミジが立ち並んでいます。
最近、通る度に黄色・山吹色・朱色・・・と葉っぱの色はバラエティが増えてきたようです。

ホキ石仏第一群から山王山へ
また、石仏公園を眺めると上の方だけ朱く染まったこんもりとした木が目に入ります。
この木は「唐楓」といい、絵本に出てきそうな可愛らしい佇まいで、晩秋の石仏の里の風景を演出してくれます。

可愛らしい唐楓の木
臼杵市内の紅葉スポット、「白馬溪」や「普現寺」の紅葉も進んでおります。
明日から3連休という方も多いと思いますが、屋外の新鮮な空気の下、晩秋の臼杵路を散策してみませんか?
古園石仏の祈願線香
ここ数日さわやかな秋晴れが続き、さらにはgo toトラベルの後押しもあり、臼杵石仏にも大分賑わいが戻って来ました。
そして今朝は早朝にもかかわらず、大日如来像の前にはたくさんのお線香が焚かれていました。
臼杵石仏は朝6時から見学できますので、フェリーなどで朝早く臼杵へ到着したお客様が、最初の訪問地として選んでくださることが多いです。
祈願線香は全部で七種類。
よく選ばれているのは、身体健全、家内安全が書かれたものです。
臼杵石仏へお越しの際は、大日如来様に見守られながら、是非祈願線香を焚いてくださいね。