今年も鯉が冬眠しています
今年も寒い冬を迎え、鯉が冬眠しています。
冬以外はとても活発に動き、人が通ると近くに寄ってきていた石仏の鯉たちも、寒くなるとみんなで橋の下などにかたまって、じっと動かなくなります。
寒くなり、水温が自分の体温またはそれ以下(8℃くらい)になると、体の機能を止めて、餌などを食べなくなります。
こういう種類を「冷血動物」と呼ぶそうです。
暖かいうちに食べてたくさん体に蓄えて、冬はエネルギーを使わず、春に備えるんですね。
「ここの鯉は元気がないなぁ」
とおっしゃる方を時々見かけますが、ただ今、鯉は冬眠中ですので、暖かく見守って下さい^^
ホキ石仏第1群、本除去が終了しました

本除去作業を終え、きれいになった頬樹石仏第1群第1龕の仏さま
先日(1/5)、2回目の紫外線照射を終え本除去作業が行われました。
中間除去と比べ、仏体表面のより深い部分へ付着した着生生物を取り除く作業です。
仏体を損傷しないように、より慎重な工程となるため、作業されるみなさまも緊張感がみなぎります。
作業は1日で無事に終了されました。
寒い中、朝早くから気を張り詰めて作業をされたみなさま、お疲れ様でした。
さて、一夜明けたホキ石仏第1群のきれいになった石仏。
第1龕とこれからバレンタインデーに向けて注目の愛染明王坐像です。緑の部分がほとんどありません。
みなさま、さっぱりした様子でしたよ。

これから注目の愛染明王さまもこざっぱり
二十歳の記念に臼杵石仏へ~成年2年目のみなさま

大日如来さまに二十歳の誓いを聴いてもらいましょう。
1月8日は成人の日。
この連休は、式典に出席するため帰省されている方も多いことと思います。
民法改正により、成年年齢が18才に引き下げられ2回目の式典。
各地で「成人式」から「二十歳の集い」などに名称も変更されていますね。
選挙制度や契約など、身近な話題も耳にすることが多く、だんだん定着しているようです。
さて、二十歳を迎える成年2年目のみなさま。
20代に入る記念に、これからの在りたい姿を思い描き、石仏に話してみてはいかがでしょう?数十年後、臼杵石仏を訪れた際、二十歳の誓いが脳裏に熱く、温かく蘇ってくるはずです。

参道入口は記念撮影にお勧め
実際に、「若い頃に来たことがあり、またあの石仏さまに会いたくなって・・・。」と再訪される方が毎日のようにいらっしゃいます。
若かりし頃の繊細な心と、現在の円熟した心が交錯し合い、味わい深いひと時となることでしょう。そんな仏さまとの時間は、一つの人生の宝物となるかもしれません。

まずはお清めのお香で気分を落ち着けて
みなさま、久々に会う仲間と共に、お一人で静かに、ご家族と共に・・・石仏へ会いに来てみませんか?
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

向かって右の観音菩薩さまは、参拝者の声(音)を観るように慈悲深く聴いてくれますよ。
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
本年もみなさまにとって素晴らしい年になりますよう、61体の石仏と共にお祈り申し上げます。

元旦の朝陽~満月寺の方向が東
臼杵石仏は、お正月も休まず営業しておりますので、みなさまお揃いで初詣や仏の里の散策に来てみませんか?
参道は、ワンちゃんも一緒に歩いていただけますよ。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
令和6年元旦
営業時間:午前9時~午後5時(最終受付:午後4時30分)
クリスマス・イブの朝、ひと時の館内石仏

シャッター内のホキ石仏第2群第1龕
本日は、10時30分過ぎまでホキ石仏第1群・2群のシャッターが降りた中で観覧いただいておりました。
臼杵石仏では、仏体の凍結防止のため、午前9時を過ぎても外気温が1℃を上回らない間は、シャッターを降ろして温度管理を行っております。
外気温とは、各群の傍に設置された温度計の数値です。
中が暖かければいいかというと、そうではありません。シャッターを開けると外気が入ってくるため、やはり外気温が上がるのを待って開けることとなります。
陽当たりのよい古園石仏群は比較的温度が高く、9時30分にはシャッターを開けることができ、仏さまも朝陽を浴びておりました。外側の温度計は2℃、中は3℃でした。

比較的暖かな古園石仏群、外気も2℃
シャッター内で観る石仏は、普段とはどことなく異なる気がします。
観る方も室内に入って肩のこわばりが解れてほっとしますが、仏さまも安心して過ごされているような。
ほの暗い空間で細く昇る線香の煙も存在感があります。石仏も味わっているのかな。
また、光が遮断されるため陰影が深く見え、躰の丸みやお顔の凹凸がいつもよりはっきりと感じられます。
クリスマス・イブの朝、ひと時の館内石仏。
さて、10時30分を過ぎようやくホキ1・2群のシャッターも上がりました。
外は快晴。石仏にいつもの朝がやってきました!