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国宝臼杵石仏公式ブログ

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お待ちしておりました!アサギマダラ

昨日からアサギマダラが飛来しております。
毎年10月に現れるので、あきらめかけていたところでした。
今年は暖かいので、移動も遅くなったのかな?
楽しみに待っていた地域の方々と嬉しくお出迎えしました。
「フジバカマはどんどん増やしてるから、来年はお友達も連れてきてね~。」とお声かけしながら。
アサギマダラという蝶は不思議と目を惹かれるものです。落ち着いた秋の山野の光景と相まって、美しく映ります。
ひとり旅の蝶々、しかし存在感は大きく、この朝石仏に居合わせた多くの人の目を愉しませてくれました。
今回飛来した場所は、古園石仏群から階段を下った川沿いです。
ホキ石仏2群の仏様からは見えたかな?

仏様からも見えたかな?

昔の古園石仏、覆屋も様変わり

 お客様から度々、「こんな立派な屋根になったのはいつ?」と尋ねられます。「昔、何十年も前に来た時は、もっと簡単な柵しかなくて、大日様の頭も下にあって・・・、もう全然別の場所に来た感じがします。」、という感想もよく聞かれます。

 現在の古園石仏の覆屋は、平成2728年に改修されたものです。

 おそらく、前述のようなお客様がご覧になった古園石仏はこんな光景だったのでは?

昭和30~40年代の写真と考えられるのですが、確かに簡単な「柵」しかありません。中央下部分に仏頭があるのがわかります。

 石仏と人との距離が近く、その大きさ、立体感、仏としての岩肌の感覚もぐっと身近に感じられたことでしょう。

 もちろん現在の古園石仏群も、保護・保存という点で安心感を持って観覧できる、という魅力があります。

 どちらの時代も体験している、というそのことが素晴らしいな、と感じます。静かな秋の参道は、昔を回想するにも相応しいようです。

コスモスがきれいです~秋の日の官房長官

 穏やかな秋晴れが続き、石仏公園のコスモスが日ごとに咲き広がってきております。高く、鮮やかに。
山鳥の声を遠くに聞きながら優しい陽射しの参道を歩くと、心が落ち着くものです。

 木々の間から眺める官房長官ことホキ12龕の阿弥陀如来さまが、柔和な表情でゆったりと構えているように見えるのも秋のせいかな?
いつもは凛々しくきりっとした印象なのですが。

 仏様の見え方は、周りの景色や肌に感じる空気、心の状態によって変わってくるようです。
みなさまにとって、令和5年秋の石仏はどう映るでしょうか?

アサギマダラ、まだかな?

フジバカマ、咲きました

フジバカマ、咲きました

 10月に入ると、心待ちになる「旅する蝶々、アサギマダラ」。

古園石仏群の階段を下った川沿いに、フジバカマが咲く一帯があり、毎年この蝶々が飛来します。数は少ないのですが、仏の里の秋の風物詩です。

 今年もフジバカマは咲き揃ってきました。
よく知られた薄紫の花と昨年から仲間入りした白、またその中間の色、と3色咲いています。

 地域のみなさまが、訪れるお客様に愉しんでいただこう、と手入れをしてくれています。
市民の方からも白い種類を提供いただいたり、とみんなで協力して作る蝶々計画。

 あとは、飛来を待つのみ!

 みなさまのお近くでは、アサギマダラ来ましたか?

昨年の写真です

 

 

 

今週末は、「石仏パーマフェス」へ~10/7(土)・10/8(日)

 

急に秋がやってきたような爽やかな週末ですが、この土日、臼杵の町では熱い石仏パーマの方々が登場します。

石仏パーマフェス
開催期間:R5.10/7(土)・10/8(日)
場所:臼杵市内中心部

 10/8日(日)には、世界初?の「石仏パーマ」ランウェイも開催。
「石仏パーマ」ランウェイ
日時:10/8(日)、16~17時
場所:八町大路商店街

と、いうことで臼杵石仏でパーマ(螺髪)が美しい石仏を探してみました。

 まず、なんといってもホキ21龕の大きな阿弥陀様。

わかり易い石仏パーマです。昨年もフェス期間中、前に立ってパーマ姿で写真を撮る方がくいらっしゃいました。

ホキ2群2龕の阿弥陀如来様

ホキ2群2龕の阿弥陀如来様

 もうお一方、ホキ13龕の小さな、阿弥陀様。向かって左の。お顔同様、螺髪もくっきりはっきりしています。

ホキ1群3龕、向かって左の阿弥陀如来様

ホキ1群3龕、向かって左の阿弥陀如来様

 みなさま、今週末は臼杵でパーマ姿の仏様・人間様を鑑賞してみませんか?

すっかり秋空が広がる石仏公園

すっかり秋空が広がる石仏公園

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