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国宝臼杵石仏公式ブログ

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報恩法要が近付いてきました~仏師の痕跡を辿りながら巡拝

石仏造営に深い関わりのある満月寺周辺

石仏造営に深い関わりのある満月寺周辺

先日お伝えしましたように、下記日程で報恩法要を執り行います。

日時:令和5年3月29日(水)、午前11時~
場所:満月寺出発(各群巡拝)
問合せ:臼杵市観光協会 ℡0972-64-7130

 「報恩法要」とは、その名の通り、先人や仏様へのたくさんの御恩に報いるための仏事です。石仏造営に尽力した人々の偉業を忍び、また仏そのものへの感謝の意を捧げることが目的です。
自己ではなく他者への祈り。

 場所も1ヶ所で行うのではなく、石仏の中を行脚しながら進めてまいります。
満月寺を出発し、石仏各群を巡拝し最後に満月寺へ帰着。

 出発・到達(法要を執り行う場所)地点である満月寺周辺は、石仏造営に関わりの深い場所です。

発掘調査により、写真のA一帯は仏師たちの住居跡、B一帯は工房跡であったと推測されております。

都から来たとされる仏師たち。どんな想いで遠く臼杵の地に赴き、仏を掘ったのでしょうか?

この場所に立つと、彼らが惜しみなく提供した多大な労力と高い技術力が時を超えて伝わってくるかもしれません。

 平安の仏師の魂が込められた仏を巡拝する年に一度の歩く法要。

 みなさま、春爛漫の臼杵石仏を臼杵市仏教会の僧侶のみなさまと巡拝してみませんか?

春のお彼岸を前に、仏の里に菜種梅雨

菜種梅雨に染まる石仏の里

菜種梅雨に染まる石仏の里

 暖かな雨が降る金曜の午後。
菜の花の群生が一段と鮮やかに染まっていくようです。

満月寺の方を眺めると、橋のたもとに続く黄色い道。
川面に映る姿すら、明るく咲いているようです。

満月寺へ続く黄色い道

満月寺へ続く黄色い道

 明日の彼岸入りの舞台作りのようにやって来た菜種梅雨。

 今年の春のお彼岸は、3/183/24です。

 中日(春分の日)は、この世とあの世が最も近づく日です。太陽が真東から昇り真西に沈むことから、三途の川を挟んで東側にある此岸と西側にある彼岸を結ぶ直線距離が最も短くなることから、そのように考えられています。

九品の弥陀に朝日が射す

九品の弥陀に朝日が射す

 臼杵石仏では、最も西に位置するホキ石仏第2群の九本の弥陀に朝日が射すという構造が見られます。特に九品仏の中央の少し大きな阿弥陀様のお顔が明るく照らされます。

最も西に位置する九品仏を背に東側を眺める。

最も西に位置する九品仏を背に東側を眺める。

みなさま、今週末はご先祖様や親しかった友人を想いながら、菜の花が明るく染める臼杵石仏を巡ってみませんか?

冬が去っていく参道

冬が去っていく参道

参道から春告げ山野草、サツマイナモリ

参道に春を告げる山野草~サツマイナモリ

参道に春を告げる山野草~サツマイナモリ

 春になると、参道の竹藪に姿を見せる小さな白い花、サツマイナモリ。暖かい地方に咲く山野草です。陽の当らない湿った場所に咲くのですが、それだけに純白さが印象的です。
今年は、ホキ石仏第1群から山王山石仏へ向かう途中の竹藪に咲いていました。ガクの部分の暗い赤が、臼杵石仏に施されたベンガラの赤を彷彿とさせられます。

春の参道に似つかわしい山野草、山王山の如来様もご覧になっているでしょうか?
梅や桜と同時に、足下にも小さな春が深まってきました。

菜の花が彩る古園石仏を下る階段

菜の花が彩る古園石仏を下る階段

 

バラエティに富んだ3月の「ひゃくすた」

春の陽射しが明るく降り注ぐ石仏公園で、3月の「ひゃくすた」が開催されました。ご家族で、お友達と、ワンちゃんも一緒に、とたくさんの方で賑わっていました。

 春にんじんや青々した葉物野菜、掘りたてのジャガイモにヤーコン等、様々な春の恵みが並び、見ているだけで栄養が摂れそう。

ひゃくすた特製「スリランカカレー」

ひゃくすた特製「スリランカカレー」

そうした中、甘くスパイシーな香りが漂うブースがあり、近づくと「スリランカカレー」とあります。
スリランカには、「アーユルヴェーダ」という、自然と調和しながら病気を予防し、心身のバランスを取る考え方があり、食生活で取り入れられているそうです。
自然に優しいほんまもん野菜とスパイスという植物の薬効を使ったカレーも、その一つですね。早速、朝ごはんにしている方もいましたよ。

臼杵市はスリランカのキャンディ市と姉妹都市提携を結んでおり、石仏参道には記念植樹として「タイサンボク」の木が植えられています。仏教国スリランカと仏の里である石仏、そして「ひゃくすた」のスリランカカレー、また一つ関わりが深まったようですね。

参道の「タイサンボク」の木

参道の「タイサンボク」の木

 他にも、ほんまもん野菜を使ったキンパやチヂミ、色鮮やかなちらし寿司が並ぶブースもあり、バラエティに富んだ朝市でした。

キンパとチヂミ

キンパとチヂミ

春らしい「ちらし寿司」

春らしい「ちらし寿司」

 みなさま、来月の第一日曜はオーガニック朝市「ひゃくすた」に遊びにきてみませんか?

暖かな週末、今に蘇った臼杵の春文化を感じてみませんか?

小川も緩む

小川も緩む

暖かな土曜の朝、石仏を流れる小川も緩み春めいて見えます。
川べりを黄色く彩る菜の花も少しずつ広がってきたような。

こんな日は一体の仏様と向き合う時間が自然と伸びて、余裕のある石仏めぐりとなるものです。お客様も思い思いの場所で足を留め、ゆっくりと鑑賞されているようです。
さて、市内中心部で開催中の「うすき雛めぐり」。
開催中~3/12(日)
スタンプラリーのスタンプは石仏チケット売り場や売店も対象施設となっております。
台紙(パンフレット)はチケット売り場前にご用意しておりますので、町中に行く前に押して行かれませんか?
「うすき雛」は、江戸時代、天保の改革による質素倹約を重んじられる中で誕生した紙のお雛様です。当時の人々も和紙を選んだりお顔を書いたり、と楽しみながら作ったことでしょう。
質素だからこそ多くの家庭に飾ることができた、紙雛。
城下町臼杵の春、豊かな文化が在ったのですね。
みなさま、今週末は今に蘇った臼杵城下の親しみやすい「春」を体感してみませんか?

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