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国宝臼杵石仏公式ブログ

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トウカエデの木

トウカエデ

臼杵石仏周辺には、もみじや銀杏のような色の変わる木があまりないのですが、石仏公園にあるトウカエデの木が毎年紅葉し、秋を知らせてくれます。

ただ今年は、全国的に紅葉があまり良くないようで。

寒くなってきたかと思えばまた25℃を超える日が続き、やっと秋らしくなったてきたな、と思えばまた温度が上がり…

葉っぱの色がきれいに変わることがないまま、散っていく…というような話を耳にしました。

石仏公園のトウカエデの木も、少しづつ赤くなってきてはいますが、先っぽの方はもうすでに散りかけています。

ここ二日ほどで、気温がグンと下がっているようなので、秋らしく、もう少し赤くなってくれるといいなと思います。

トウカエデ

高校生が職場体験に来てくれました

本日、高校の職場体験で2人の生徒さんが臼杵石仏に来てくれました。
とっても明るい、かわいい生徒さんで、とても和やかな1日となりました。
感想を書いていただきましたので、紹介します。

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阿蘇山の噴火が関係していると知って驚きました。
すごく前に作られたはずなのに色が残っているところがあって綺麗だったし、感動しました。
61体もあると知って数えながら周ってみたけど、教えてもらわないと全部見つけることが出来ませんでした。
作りかけのもあったり、壊れてちょっとしか残ってないのもあったり、崩れて落ちてしまったのもあって、歴史のすごさを深く感じることが出来ました。
髪型によって種類が違うことも知れたし、天国の中でも9種類に分かれていることを知って、驚きました。
9種類に分かれているから9人の連れて行ってくれる人がいて私はどの人にどこに連れて行ってもらえるのかなと考えながら楽しむことが出来ました。
ガイドさんのおかげで気になる所をすぐ聞けて、わかりやすいように説明してもらって、全く知識がない状態でもすごく楽しめました。
上から見た時のハートもかわいくて、次はお花が綺麗な季節にまた来たいなと思いました。
祈願用紙にお願い事を書いたし、御線香もさせてもらったし、如来様にもお願いしたので叶うといいなと思いました。たくさん知れて本当に楽しかったです。Sさん

臼杵石仏に来る前は、でっかいのが一つあると思っていたけど、小さい石仏とか大きい石仏があってすごかった!大きい石仏はすごいけど少し怖かった。
石仏の頭が取れたやつが、300キロもあるのを知って、びっくりだった!
あと、小さい石仏の頭が盗まれた事件も、戻って来たのがびっくりだった!ガイドさんのお話が面白かった!
南無阿弥陀仏を言うだけで、天国に行けることを知って、わたしも言おうと思った。61個石仏もあるのがびっくりした!よく見ると、頭がないやつとか、足だけのやつとかがあって、それも数えていたら61個石仏があったのかもしれない。
靴を脱いで、正座してお祈り?みたいなのをしているお客さんもいて、すばらしかった。
なんかお経みたいなのを言っていてすごかった!いちばん最後の所から見たやつが、ハートの形になっていてかわいかった!
臼杵焼きもとってもかわいい形で、かわいかった!Aさん

 

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1日の職場体験で、このようにたくさんの事を吸収し、石仏や臼杵の観光に興味を持ってもらえたことに、驚き又嬉しく感じております。

この瑞々しい感性を大切に、本日の体験を今後の高校生活や将来に活かしてもらえたら幸いです。ありがとうございました。

 

 

 

 

浅い秋の深い落ち着き~暖かな10月の石仏

本日も10月半ば過ぎらしからぬ、暖かさが続いています。
そうした秋まだ浅い石仏にも、ゆっくりとコスモスやフジバカマ、秋の山野草が姿を見せるようになりました。

 毎年、旅する蝶々「アサギマダラ」が飛来するフジバカマの花ですが、参道に向かう川沿いに咲いています。落ち着いた紫色が薄い秋の陽射しによく映えます。

フジバカマ

フジバカマ

 公園のコスモスもよくやく咲き始めました。まだ2分咲ほどですが、これから秋が深まるにつれて咲き広がっていくことでしょう。

 さて、ホキ石仏第1群に入ると、お上向きの顎から経を唱えているように見える第1龕の3体の如来さまに迎えられます。静寂の中の動を感じます。お隣は顎をぐっと引き、威厳に満ちた表情で安心感を与えてくれる2龕の如来さま方。力強さは落ち着きの中に込められているようです。

ホキ1群第1龕~顎を上げてお経を唱えているような表情

ホキ1群第1龕~顎を上げてお経を唱えているような表情

ホキ1群第2龕~顎を引いて威厳をたたえる

ホキ1群第2龕~顎を引いて威厳が感じられる

 枯れ野の紫、静と動の物語る石仏、みなさま浅い秋の深い落ち着きを感じて石仏を巡ってみませんか?

スポーツの日、多聞天立像に必勝祈願(心を強く)

 

勝負ごとに強いとされる多聞天立像

勝負ごとに強いとされる多聞天立像

明日はスポーツの日です。
この日に因んで、勝負ごとにご利益があるとされる「多聞天立像」を紹介します。
場所は、古園石仏群の向かって右端です。

 多聞天は天部という仏の世界を護る神で、特に四天王の一つ(北を護る)です。単独で祀られる場合は、「毘沙門天」と呼ばれます。

 さて、古園石仏の仏さまは凝灰岩と砂岩の境目に彫られています。
砂岩層である下半身は彫ることができないため、周辺の石材を寄せ付けて造られています。

多聞天立像は縦に長いため、その形跡が分かり易く表れています。

彫ってはめ込んで作られた多聞天さま、益々たくましく感じられます。
みなさま、この秋の必勝祈願に、また自らの心に打ち勝つために、多聞天立像に会いにきてみませんか?

彼岸花第2弾、やっぱり秋のお彼岸に合わせて

 お彼岸も今日が最終日です。
彼岸入りの頃は真夏のような暑さが続いておりましたが、たった数日の間にすっかり涼しくなりましたね。

 今年は石仏公園の彼岸花が早くから咲き、お彼岸には終わりかけ?のような状態でした。
ところが、秋分の日頃から参道内や川沿いの彼岸花が咲き始めました。
やはりお彼岸に合わせて咲いてくれたのですね!

 今朝はとりわけ、川沿いを赤く彩る姿がこの時期らしい石仏の風景に感じられました。

 ようやく日中も歩きやすい気候になってきました。
穏やかな秋の陽射しの中で、ゆったりと石仏を散策してみませんか?

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