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国宝臼杵石仏公式ブログ

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色付く磨崖仏~紅葉一足前に

一色濃い山王山石仏の釈迦如来さま

一色濃い山王山石仏の釈迦如来さま

 本日は朝から気温も湿度も上がり、景色は秋ですが蒸し暑い一日を迎えております。

 この様な日は、石仏の本来の色が発色して一色濃い仏さまに会える石仏日和です。

 まず、ホキ石仏第1群第1龕のいつもは控え目に見える如来さま。今日は優しい表情がよく伺えます。

ホキ石仏第1群第1龕の如来さま

ホキ石仏第1群第1龕の如来さま

1龕と2龕の間にいらっしゃる愛染明王さまも、存在感が増しています。

愛染明王さま

愛染明王さま

 2龕の彫の深い3体の如来さまは、いつにも増してインパクトが強く、仏としての威厳を漂わせておられました。

ホキ石仏第1群第2龕の如来さま

ホキ石仏第1群第2龕の如来さま

 さて、山王山石仏に上がると、こちらも湿った岩肌が仏さまの陰影を深めています。

子どものように無垢な表情と言われる中尊のお釈迦さま。赤く分厚い唇に太く素朴な眉、少し反り返った大きな耳、といった特徴がはっきりうかがえます。

山王山石仏の中尊、釈迦如来さま

山王山石仏の中尊、釈迦如来さま

 古園石仏の高台から公園を眺めると、稲刈りを終えた田んぼに藁を束ねた「藁苞(わらづと)」が並んでいました。昔から続く村の風景です。地域の方の話では、昔はこの中に生姜を保存していたそうです。

収穫後の田んぼ、藁つどが並ぶ

収穫後の田んぼ、藁つどが並ぶ

 紅葉にはまだ早い秋半ば、仏さまは一足早く色付いております。
湿度と気温の高い日、お時間がありましたら紅葉する仏様に会いに来てみませんか?

秋の特別祈願法要が執り行われました

 雨も上がり、しっとりとした秋の石仏で、特別祈願法要が執り行われました。

 5月の法要以来、祈願箱に投函されて御祈願用紙を臼杵市仏教会の僧侶のみなさまが祈願読経されました。

前回の法要以来、 夏から秋にかけての約4か月間、国内外からたくさんのお客様がいらっしゃいました。それぞれの想いや願いがしたためた祈願用紙もこの日を待っていたことでしょう。

 参列された方には、般若心経の有り難い風を受けてもらいました。

静かな秋の石仏に朗々とした読経の響き渡る、特別祈願法要となりました。

特別祈願法要は年に3回執り行われます。

みなさま、機会がございましたら般若心経の有り難い風を受けるという体験もできますので、参加されてみませんか?

 

秋のお彼岸にはおそろいで臼杵石仏へ

今週末から秋のお彼岸に入りますね(9月20日(日)~9月26日(土)。
石仏公園では秋の陽射しの中、ぽつぽつと彼岸花がさいています。

 さて、中日の秋分の日はこの世とあの世が最も近づく日とされています。
臼杵石仏には、その構図を見て取ることが出来る場所があります。

ホキ石仏第2群第2龕(九品の弥陀)です。
仏教では、人の一生を太陽の軌跡になぞらえて、人は東から生まれ西に沈むとされます。ホキ石仏第2群は石仏群の中でも最も西に位置するため、あの世(彼岸)に当たるとします。
対する此の世(此岸)は、満月寺方面です。この間には石仏公園がありますが、昔はここに三途の川を表す池がありました。お彼岸には、太陽が真東から上り真西に沈むため、此岸と彼岸を結ぶ直線距離が最も短くなります。このことから、この世とあの世が最も近づくとされています(図を参照ください)。

さらに、九品の弥陀の中心に座る阿弥陀様の額に朝陽が射すという、手の込んだ現象が起こります。

今週末はシルバーウィークでもあります。

ご先祖さまや親しかった故人を想いながら、石仏を巡って秋のひと時を過ごしてみませんか?

 

8/29(土) 石仏火まつり駐車場について

令和8年8月29日(土)国宝臼杵石仏火まつりの詳細はコチラをご覧ください。

駐車場・シャトルバスについて 

臼杵石仏周辺では、18:00~22:00交通規制のためお車での入場はできません。同時間帯は、臼杵石仏駐車場もご利用いただけませんので、臨時駐車場・シャトルバスをご利用ください。

【臨時駐車場】(普通車400台)
➀臼杵南小学校グラウンド
 普通車100台 / 徒歩にて石仏へ
➁災害支援センター(旧臼杵商業高校)
 普通車300台 / 有料シャトルバス有

【シャトルバス】(協力金片道:高校生以上 200円、小中学生 100円)
災害支援センター ⇔ 臼杵石仏会場  時間:16:30~22:00、10分間隔
※シャトルバスは、臨時駐車場と火まつり会場への往復となります。道中のバス停からは乗り降りできません。

問合せ先 

  • 臼杵市産業観光課:0972-63-1111
  • (一社)臼杵市観光協会:0972-64-7130
  • 臼杵石仏事務所:0972-65-3300(イベント当日)

参道のかわいい山野草(ちりあやめ)と小さな仏さま

ちりあやめ

ちりあやめ

 参道では四季折々、様々な山野草と出会うことができます。今朝は、かわいらしい紫色の花「ちりあやめ」を見付けました。
毎年、梅雨前のこの時期に石仏入口からホキ石仏第2群に向かう道沿いに咲きます。
その名の通り、小さなあやめのような姿です。紫陽花の足下にひっそりと、しかし存在感を持って現れます。

 さて、暗い岩肌に顔をのぞかせる赤いビビットカラーの実は、野イチゴ。そういえばこの間まで白い花を付けていたな、と1ヵ月前のことが思い出されます。

野イチゴ

野イチゴ

 小さくても心を惹きつけられる2つの山野草。

ホキ石仏第2群第2龕の九品弥陀

ホキ石仏第2群第2龕の九品弥陀

ホキ石仏第2群第2龕の9体の阿弥陀如来さま(九品の弥陀)もまた、小さな仏さまです。極楽浄土へ導いてくれるお迎えの仏さま。

人は生前の行いによって9通りに分けられ、それぞれに対応する阿弥陀さまが現れるとされます。「どの阿弥陀さまが自分の極楽往生に現れるのだろう?」、と考えながら拝見すると表情も少しずつ異なり、いや全く別のお顔をしていると新たな発見も。

 小さくても丁寧に向き合うと、心に残るという体験は案外多いもののようです。いつもより目線を低くして、初夏の石仏巡りを楽しんでみませんか?

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