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国宝臼杵石仏公式ブログ

記事アーカイブ:

新しい形の火まつり供養法要

ライブ中継された供養法要

ライブ中継された供養法要

今年の国宝臼杵石仏火まつり供養法要は、密集を避けるため一般のお客様の入場をお断りし、ライブ配信という形で行われました。

臼杵市仏教会のみなさま、臼杵市長を始め関係者による小規模な法要となりましたが、よい供養を行うことができました。

また、深田地区の虫送り・五穀豊穣を願う伝統行事も、満月寺周辺のごく狭い場所に松明を灯しひっそりと行われました。
ひっとりと灯された松明

ひっとりと灯された松明

コロナ過での新しい形の「火まつり供養法要」が無事に行われましたことを感謝し、また例年のように火まつりをたくさんの方と共に迎えることができますよう、事態の終息を願っております。
なお、供養法要の様子はこちらからご覧いただけます。

二つの名前を持つ仏様

古園石仏群の無量寿如来こと阿弥陀如来

古園石仏群の無量寿如来こと阿弥陀如来

 「阿弥陀如来」様は、極楽浄土におられる仏様とされています。

臼杵石仏でも、西方極楽浄土を表すとされるホキ石仏第2群第1龕に大きな阿弥陀如来様がおられます。

 ところで、古園石仏群には、密教でいう五つの知恵を五体の如来様に当てはめたとされる「五智如来」が配置されております。大日如来像を中心に、阿閦如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就如来のことです。
しかし、看板を見ると「阿弥陀如来」が見当たりません。
代わりに「(伝)無量寿如来」と記された仏様が一体があります。
*「伝」とは言い伝えられている、という意味です。

 実はこの「無量寿如来」の別名が「阿弥陀如来」である、というのです。
これはどういうことなのでしょうか?

 そもそも、「阿弥陀如来様」とは、サンスクリット語の「アミターバ」・「アミターユス」と呼ばれる仏様のことです。この発音を漢字に当てはめたものが「阿弥陀」です。

 「アミターバ」・「アミターユス」は、「無限の光明」・「無限の命」を意味します。
そこで、この意味を漢字で表したものが「無量寿如来」となるわけです。

 カタカナが定着している現在では、こうした音と意味、両方から漢字で表した2つの名前を持つ外来語があまり見当たらないようです。

 2つの名前を持つ仏様、知ってみると納得するものの、何だか不思議な感覚がするものです。

ホキ石仏第2群第1龕の阿弥陀如来(中央)

ホキ石仏第2群第1龕の阿弥陀如来(中央)

「疫病退散線香」終了しました!

8月1日より設置しておりました疫病退散線香ですが、8月18日をもって終了いたしました。

コロナウイルスの終息を願い、薬師如来像の前で線香を焚いてお祈りしていただくという企画に多くの方に参加して頂き、大変嬉しく感じております。有難うございました。

なお、御記帳は祈願法要にて奉納致します。

まだまだ予断を許さない状況ですが、事態の終息と皆様の心の平穏を願っております。

臼杵っこガイドが真夏の石仏をご案内しました

臼杵っこガイドの案内

臼杵っこガイドの案内

連休3日目、天気にも恵まれ、朝から多くのお客様にお越しいただいております。
そうした中、臼杵っこガイドによる石仏案内が行われました。

〈臼杵っこガイドとは〉
臼杵市教育委員会では、毎年、臼杵の歴史に関する検定「臼杵っこ検定」を実施しております。上級合格者のうち希望者は、臼杵石仏についての講習を受けることができます。この講習で認定されると、臼杵っこガイドとして臼杵石仏で案内することができます。

本日のガイドさんは、市内の小中学生9名。
今日が初めての案内となる新人さんから、ベテランの中学生まで揃いました。
各群に分かれ、自分でまとめた説明書を片手に、お客様をお迎えしました。
次々と訪れる県内外のお客様も熱心に説明を受け、大変喜ばれている様子でした。
61体の仏様も、郷土の歴史と文化が子どもたちに受け継がれていく事を頼もしくご覧になられたことでしょう!
臼杵っこのみんな、ありがとうございました!
今後の活躍に期待しています。

私はどこでしょう?~台座に乗った足だけの広目天様

臼杵石仏には61体の石仏がありますが、身体のほとんどを失っている「見えない石仏」も数体あります。
今回は、その中の一つ「広目天」をご紹介します。
場所は、ホキ石仏第2群第1龕。

ホキ石仏第2群第1龕

ホキ石仏第2群第1龕

 ヒントは足。台座にちょこんと乗った足だけ残っています。

見えましたか?勢至菩薩側(向かって左)の端っこです。
むっちりした指も彫られています。

台座に乗った足

台座に乗った足

広目天は、仏を守る神(四天王)の一つ。特殊な力を持った眼であらゆるものを見通す、という意味で「広目天」と名付けられました。
千里眼で仏様や人々を敵から守る見張り役というとこでしょうか。

 特徴は、鋭い眼光に、手に持った筆と巻物、存在感ある足。筆は報告書を書くため、足は邪鬼を踏みつける力強さを表すものです。
今は亡き姿、想像できたでしょうか?

 姿はなくとも、極楽浄土を表すホキ石仏第2群に阿弥陀如来・2つの菩薩の守護神として配置されていること等から、その価値が認められ国宝のメンバー入りを果たしました。

 みなさま、見えない広目天様を見に来てみませんか?

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