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国宝臼杵石仏公式ブログ

記事アーカイブ:

蓮畑の田起こし 

耕運機で田起こし

耕運機で田起こし

仏の里の夏の風物詩である「蓮畑」、今年も夏の開花に向けて準備が始まりました。この蓮畑、地元の深田地区のみなさまが、年間スケジュールに沿い管理されています。

夏が終わり、花が咲き終わると、畑から水を抜きます。
春になると、再び水を入れ、耕運機で土を掻きます。
これは、畑に落ちた種に傷を入れて発芽を促す、大事な工程となります。

さて、数日前から水を入れて準備しておいた畑に、今日は朝から耕運機が入って掻き均されました。
水面にぽつぽつと芽が出るのは、6月初旬。

蓮の花が咲き誇る石仏の夏が、いつものように訪れることが、今年は、ひと際有り難く感じさせられます。

第1番札所、国宝臼杵石仏より「臼杵八カ所霊場巡り」を紹介します! 第1回 国宝臼杵石仏

臼杵八ケ所霊場巡拝

臼杵八ケ所霊場巡拝

全都道府県への緊急事態宣言を受け、様々な分野で自粛モードが続いております。
臼杵石仏でも、観光に来られる方というより、お近くの方が少人数で、参道や公園を散策する姿を見かける静かな毎日が続いています。満開の芝桜も見てもらえて喜んでいるかな?

出かける事が難しい状況の中で、少しでも心身のリフレッシュになっていただければ、と想い、「臼杵八カ所霊場巡り」をシリーズで紹介していきたいと思います。この記事を読んで、ご自分で寺巡りをしている気持ちになって頂ければ、と願っています。

では、第一番札所の国宝臼杵石仏から最後の第八番札所の高野山・興山寺まで、新緑の臼杵八カ所霊場をお愉しみください!みなさまの、お願い事が叶いますように。

本日は、第1番札所の「国宝臼杵石仏」です。

納札箱

納札箱

一般の祈願用紙

一般の祈願用紙



下の納札箱にお札を納めました

上の箱は机に置いてある一般の祈願用紙を納める場所です。

横には、祈願線香(身体健全・家内安全・商売繁盛・良縁結願・就職成就・学業成就・子宝安産)もございます。

祈願線香

祈願線香

今日は、身体健全のお線香を立てました。

身体健全

身体健全

本日の御朱印です。目的の1番札所「国宝臼杵石仏」(右)は、チケット売り場横の観光情報協会売店でお求めいただけます。写真(中・左)は、満月寺のご住職から書いて頂いたもの。不在の時は、境内の中に書きおいたものを販売しております。それぞれに味わい深いですね。

本日の御朱印

本日の御朱印

巡拝後の帰り道に可愛いお花を見付けました。
こんな出会いも、御朱印の旅のいい思い出になるものです。
本日のお願い事。
祈願線香の煙に乗せて、みなさまの身体健全を国宝臼杵石仏より願っています。

参道で花と出会う

参道で花と出会う

「もみじ会」のみなさんによる石仏敷地内の美化活動

券売り場横の木の剪定

券売り場横の木の剪定

石仏の敷地内を美しく保つために、活動をされる「もみじ会」というグループがございます。地元深田地区の有志8名で結成されています。

 今日は、チケット売り場横の大木を剪定してくれました。
木の枝が屋根にかかり、気になっていたところでしたので、大変助かりました。

 朝から、メンバーの方々が道具を持ちより、手際よく作業を進め、みるみるうちに数本の大きな木を伐採。
下準備から後処理まで、手際の良さは、チームワークの良さの表れのようです。

 会長の川野悦朗さんにお話しを伺いました。
「もみじ会」の目的は、名の通り、臼杵石仏に美しいもみじの風景を創出しよう、というものだそうです。
臼杵石仏の敷地の景観を美しく保つように、という同じ想いを抱くメンバーの結束力は強く、時間や道具を工面しながら積極的に活動されているそうです。
もみじは、植え付けから大きく育つまで少なくとも約10年を要すそうです。将来の石仏の景観を描くのは、息の長い活動となります。メンバーは60代が中心であるため、その熱意を若い方々に引継ぎ活動を繋げていくことが、重要と語られました。

古園石仏群下に植えた若い紅葉

古園石仏群下に植えた若い紅葉

 地元の方々の熱い想いに支えられて、今日の臼杵石仏が在り、また将来にわたって素晴らしい地元の文化財・観光地で在り続けられることを実感させられます。

 「もみじ会」のみなさん、ありがとうございました!

ホキ石仏第1群の薬師如来像

第1龕(向かって左が伝薬師如来像)

第1龕(向かって左が伝薬師如来像)

新型コロナウイルスの影響が各方面へ広がる中、参道を歩くと目に留まるのが、病気を治す仏様として知られる「薬師如来様」です。
本日は、ホキ石仏第1群にある2体の薬師如来像を紹介します。
第1龕は、「伝薬師如来像」。向かって左の仏様です。
「伝」というのは、「言い伝えられている」、という意味で文化財として正式に確定したものではありません。
この薬師如来様は、穏やかで優しい表情をしており、観る者の心に安堵感を与えてくれるものです。
 
第2龕は、全体的に欠損が少なく彫りのラインをよく留めており、強い存在感を出しています。
向かって左の如来像が薬師如来様です。
薬師如来像は、その中でも比較的穏やかな表情をしておりますが、眼差しには鋭さが感じられます。
向かい合っていると、何とも心強くなるものです。
第2龕(向かって左の如来像が薬師如来像)

第2龕(向かって左の如来像が薬師如来像)

臼杵石仏では、みなさまのストレスや不安が少しでも和らぎますこと、またウイルスの一日も早い収束を願っております。
 

【桜吹雪の新年度】

満月寺周辺の桜

満月寺周辺の桜

新年度を迎え、職場や学校など新しい環境に入られる方も多いことと思います。

日本中に、張り切ったり、緊張したり、と4月特有の空気が漂う中、添えられるのは、やさしい桜の景色です。
臼杵石仏でも今週に入り、桜が満開を迎えております。

雨の続いた3月末は、別れの寂しさと共にしっとり咲いて見えた桜でしたが、4月に見ると、新しい出会いを歓迎するように映るものです。

石仏公園では芝桜も咲き始め、ハートの小路をかわいらしく彩っています。

芝桜とハートの小路

芝桜とハートの小路

満月寺の周辺も桜色のアーチがあちこちに見られ、どこを歩いても春爛漫の雰囲気が味わえます。

桜のアーチ

桜のアーチ

石仏公園からチケット売り場方面への道に架かる橋の名前は、「出合橋」(「会」ではないよう)。
桜吹雪の舞う4月には、ちょっと意識して渡ってしまうような橋です。

出合橋

出合橋

みなさまが素晴らしい新年度をお迎えになりますよう、石仏の里から願っております!

大日如来様

大日如来様

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