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国宝臼杵石仏公式ブログ

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クリスマス・イブの朝、ひと時の館内石仏

シャッター内のホキ石仏第2群第1龕

シャッター内のホキ石仏第2群第1龕

 本日は、10時30分過ぎまでホキ石仏第1群・2群のシャッターが降りた中で観覧いただいておりました。

 臼杵石仏では、仏体の凍結防止のため、午前9時を過ぎても外気温が1℃を上回らない間は、シャッターを降ろして温度管理を行っております。
外気温とは、各群の傍に設置された温度計の数値です。
中が暖かければいいかというと、そうではありません。シャッターを開けると外気が入ってくるため、やはり外気温が上がるのを待って開けることとなります。

 陽当たりのよい古園石仏群は比較的温度が高く、930分にはシャッターを開けることができ、仏さまも朝陽を浴びておりました。外側の温度計は2、中は3でした。

比較的暖かな古園石仏群、外気も2℃

比較的暖かな古園石仏群、外気も2℃

 シャッター内で観る石仏は、普段とはどことなく異なる気がします。

観る方も室内に入って肩のこわばりが解れてほっとしますが、仏さまも安心して過ごされているような。
ほの暗い空間で細く昇る線香の煙も存在感があります。石仏も味わっているのかな。
また、光が遮断されるため陰影が深く見え、躰の丸みやお顔の凹凸がいつもよりはっきりと感じられます。

クリスマス・イブの朝、ひと時の館内石仏。

 さて、1030分を過ぎようやくホキ1・2群のシャッターも上がりました。
外は快晴。石仏にいつもの朝がやってきました!

保存作業現場一般公開が行われました

現場公開

現場公開ホキ1

毎回好評の専門スタッフの方々による保存作業の現場公開が行われました。
今回はホキ石仏第1群でした。

「これを見に来たんよ!」

とおっしゃる方も多く、たくさんの人に作業現場を見て頂けたかと思います。

「苔の具合はどうですか?」
「ここ(ホキ1群)は水分量が少ないからいい感じに枯れてますよ!」

などと会話を聞いていても面白いです。

今日は昨日に比べて気温が一気に下がり、風も強く、作業員の方たちもとても寒そうした。

大きな岩面に対して、小さな苔をひたすら取り除く作業は気が遠くなりそうです。

普段使っている道具も見せて頂きました。

道具

絵具の筆や、ピンセット、竹串などもありますね。

苔の種類や場所によって道具も使い分けているそうです。

さらには、毎日の天気、気温や湿度の記録、録画データの確認などなど、小さな変化も見逃さないようにたくさんのことを記録し、この大事な文化財を今と同じ姿で未来へ残していけるように、日々奮闘してくれています。

スタッフのみなさま、いつもありがとうございます。

そして、今日は元気な臼杵っこガイド達も登場し、お客様に案内をしてくれました。

うすきっこガイド

子どもたちの案内を聞いて頂いた方、ありがとうございました。

次の現場公開は令和6年2月18日(です。

この日が今年度最後となります。

貴重な保存現場の公開日に是非お越しください。

暖かな雨に浮かび上がる「梵字」は、もう一つの仏さま

古園石仏群の勢至菩薩さまに梵字

古園石仏群の勢至菩薩さまに梵字

 季節外れの暖かな雨が降っています。
参道も石仏群もしっとり濡れて、一色濃い一日を迎えています。

 気温と湿度がちょうどいい具合に高い日は、仏体がよく発色し、一部の仏様の頭上に梵字が浮かび上がります。

 その一つである、古園石仏群向かって左端から3体目の「勢至菩薩」さま。光背の尖った部分の下に、梵字のバンという文字が浮かんで見えます。

 いつもあるのですが、こういった天候の日は見易いのです。本来なら全ての仏様の頭上にあった梵字。
梵字は仏さまそのものを現すとされています。そう考えると、この緩やかなカーブで描かれた文字が心に有り難く染みわたるように見えます。

鮮やかに映るホキ石仏第1群第3龕の如来さま方

鮮やかに映るホキ石仏第1群第3龕の如来さま方

 梵字ではありませんが、ホキ石仏第1群第3龕の如来様方も、とっても鮮やかに染まっています。中尊は「大日如来様」。こんな日は、「全ての命あるものは大日如来から生まれた」という考え方が思い起こされるものです。様々な命の力が満ちているような。

 みなさま、タイミングを見計らって梵字日和に一度見に来てみませんか?

今年もカワセミがきています

カワセミ

また今年もカワセミちゃんが来ています。

参道のすぐ下の川で、魚を狙っています。

深田周辺に一年中生息しているようなのですが、参道下の川に来るのは毎年決まってこの時期、寒くなってからです。

毎日毎日、川べりでちょこんとかわいく、水の中を眺めながら、川に飛び込むタイミングを見極めているようです。

飛び立つときの背中の青は本当にきれいです。

お時間ある方は、是非石仏周辺でカワセミを探してみて下さいね!

カワセミ

 

11月最後の参道

 温かい日が続いた今年の秋、遅かった紅葉も11月最後の日になって、ようやく美しく見頃を迎えました。
憂いを帯びた晩秋の官房長官(ホキ1群2龕)

憂いを帯びた晩秋の官房長官(ホキ1群2龕)

色付く木々の合い間から眺めるホキ1群2龕の阿弥陀如来様(官房長官)は、晩秋の憂いを帯びた表情がさらに魅力的にみえます。

ホキ1群1龕の如来様方

ホキ1群1龕の如来様方


染まりゆく葉を前に隣の1龕の如来様方と向かい合うと、過去・現在・未来という時の流れをあらためて感じさせられるものです。
みなさま、明日から何かと忙しい師走ですが、ひと息つきたい時には臼杵石仏の参道でゆったりとしたお時間を過ごしてみませんか?
ようやくモミジのアーチができました

ようやくモミジのアーチができました

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