薬師如来像、薬壺は何処へ?

山王山の伝薬師如来像
臼杵石仏には、数体の薬師如来像があります。
今年はコロナウイルスの関係で、度々紹介してまいりました。
薬師如来像と言えば、東側に居る(東方浄瑠璃世界に住む仏であることから)、左手に薬壺を持った仏様というイメージが一般的ですね。
ところが、臼杵石仏の薬師如来像には、肝心の壺が見当たりません。

ホキ石仏第1群第2龕の薬師如来像
お客様からも度々、なぜかと質問を受けます。
これには、いくつかの理由が考えられます。
- 元々、全ての薬師如来が薬壺を持っているわけではない(制作年代の古いものほど持っていないことが多い)。
- 薬師如来像と記されているが、そうではない可能性もある(「伝薬師如来」と書かれ、仏像名が確定していないものもある)。
- 薬壺は仏像とは別個に作られ(材質も別のことも)、壺のみ朽ちたり損傷・滅失したケースも多く見受けられる。
- 医療が発達していなかった時代、病気治癒を願う人々により持ち去られることも多かった。
そうは言っても、万能薬が入っているとされる薬壺。
その中には、数百年間の人々の祈りも詰まっているのでしょう。
何だかご利益がありそうで、もし現存していれば、薬師如来像と共に拝んでみたいものです。
そんな思いで山王山の薬師如来像を観た後、行く参道には季節外れの野イチゴがきらり。
冬を前に山鳥たちの貴重な栄養源になっているようです。
在ったかもしれない壺からこぼれ出たのかもしれませんね。

11月の野イチゴ
アサギマダラとの写真撮影に成功!
数日前に投稿した、旅する蝶々アサギマダラ。
あれから毎日、14時~15時頃、近くの小川にお昼頃遊びに来てくれています。
蝶々が飛んでいると、お客様の中にもこの蝶について知っている方も多く、その場がわーっと、少し賑やかになります(笑)
まだまだ「アサギマダラフィーバー」が続きそうな石仏です。
アサギマダラの写真だけではどこの写真か分からない!ということで、今日はほっとさんとの写真撮影に挑戦!
日本のどこかで生まれたアサギマダラが南西諸島への2,000kmを超える旅の途中、臼杵石仏に寄ってくれた証拠!ということで、ほっとさんとの2ショットを写真に収めました。
ほっとさんは顔半分になってしまいましたが、とってもいい写真が撮れました^^
蝶々を見たみなさんも「珍しいものを見ることができて、いい事ありそう!」と子どもの頃に夢中で虫を追いかけた時のような、キラキラの笑顔でおっしゃっていました。
自然いっぱいの臼杵石仏に、明日も明後日も遊びに来てくれるといいなぁと思います。
到着!旅する蝶々 アサギマダラ 2020

アサギマダラ2020

午後3時、石仏の川に舞い降りたアサギマダラ
旅する蝶々、アサギマダラ

石仏の小川に咲くフジバカマ
毎年、10月になると日本列島から南西諸島や台湾へ飛行するアサギマダラという蝶がいます。20℃前後の温暖な地を求め、秋は南へ、春は北へと移動する渡り蝶。
石仏を流れる小川にも、過去何度か姿が確認されています。

2014年10月撮影のアサギマダラ
この蝶がやって来る場所には、一つ条件があります
「フジバカマ」という花が咲いていること。
この花の蜜には、アサギマダラの生殖に必要な栄養素が含まれているとか。
稲刈りが終わったこの時期に、川沿いや湿地にひっそりと咲く薄い紫色の花、石仏の川にも綺麗に咲いてきたところ。
収穫も終わり晩秋へ向かうその前に、ぜひ見たいものです、旅する蝶と花の景色。

稲刈りも終わり
亀城学園のみなさまが石仏来訪!

亀城学園2年生のみなさま
爽やかな秋晴れの下、亀城学園2年生、約25名のみなさまが石仏を観覧されました。
案内は、臼杵石仏ボランティアガイドの会の佐世先生と仲村さん。
今日は、久しぶりの案内ということで、熱心に準備をされ張り切って臨まれました。
ボランティアガイドの会は、コロナウイルスの影響を受け、活動を自粛しておりましたが、10月より再開することとなりました。
記念すべき再スタートの日に、地元の文化を学ぼうとする頼もしいみなさまをお迎えすることができたことは、喜ばしいことです。
亀城学園のみなさま、ありがとうございました!

秋桜満開