仏の里の蓮、それぞれの護り主

満月寺奥の蓮池
臼杵石仏の静かな初夏の午後。
そんな中、蓮たちはすくすくと成長しております。
蛙の鳴き声に交じって、息吹が聞こえてきそうなほど。
満月寺の奥にある蓮池は、葉の数も増えてきました。池に映る木漏れ日が眩しく、周囲には宝篋印塔や鐘付堂もあり、風情があります。

宝篋印塔
さて、池の隣には可愛らしい3体の仏様が立っています。
まるで、蓮の成長を見護っているように。

満月寺蓮池横の仏様

石仏の蓮畑
石仏の蓮畑も順調に育っています。
葉の間からぴょんと伸びた幼い茎も目立つようになりました。
こちらを見護ってくれているのが、田の神様。
蓮畑に向いて、ちょこんと立っています。愛嬌のある表情が何とも印象的です。
それぞれの護り主様、今年も仏の里の夏をよろしくお願いしますね!

田の神様
GW最終日は雨ですね
ゴールデンウィーク最終日、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今日はあいにくの雨で、昨日までのにぎやかさとは打って変わって、少し寂しい臼杵石仏です。
午後からは少し晴れ間が見えるといいなと思うのですが。
写真は、雨の石仏風景です。
と言っても石仏は写っていませんが、若々しい緑色の紅葉と鳥居のしめ縄に落ちる雫がきれいだったので撮ってみました!
また明日から仕事再開という方が多いのではないでしょうか。
コロナに気を付けて、手洗いうがいをしっかりしながら、また明日から頑張りましょうね^^
初夏の石仏と臼杵焼蔵出し市
端午の節句も近づき、初夏の風情が漂ってきております。
石仏を流れる小川には、菖蒲が咲き始めましたよ。
さて、石仏観光センター2Fにて臼杵焼の蔵出し市が開催中です。
いろんな種類の器がたくさん並んでいますので、この機会にご覧になってみませんか?
【臼杵焼 蔵出し市】
期間:令和3年4月29日(木)~5月5日(水)
時間:午前10時~午後16時
場所:石仏観光センター2F
満月寺の千ちゃんの祈り~今年も蓮が美しく咲きますように!

芽と小さな葉っぱが出始めた蓮畑
臼杵石仏の夏の風物詩「蓮畑」の様子です。芽がぽつぽつと出ております。
また、満月寺の蓮も順調に育っています。
こちらも毎年、ご住職が精魂込めて世話をし、数種類の可憐な花を咲かれてくれます。

満月寺の蓮

満月寺の蓮池
さて、お寺のもう一人の住人、亀の「千ちゃん」。ご機嫌な様子で登場、本日のランチはレタス。一番の好物はスイカだそうですよ!
時おり、部屋に飾ってある昨年の蓮のガクを懐かしそうに眺める姿は何とも寛容で落ち着きがあります。「お寺のお亀様」ですもんね。
「今年も蓮が美しく咲きますように!鑑賞する人々のお心に安らぎを与えてくれますように!」、千ちゃんの祈りが聞こえてきそうです。

昨年の蓮のガク
想像の眼で観る「金剛力士立像の阿形」

金剛力士立像
古園石仏入り口に立つ、2体の金剛力士立像。
古園石仏群を護る、頼もしいガードマンの役割を果たす仏様です。
阿吽(あうん)の呼吸、と称されるように、2対の像がペアとなっています。
姿をよく留めている右の吽形に対し、左の阿形は欠損が激しく全体像がなかなか把握できません。
しかし、阿形の下にある4つの岩をじっくり見るうちに、本来の姿を思い描くことができるかもしれません。
これらの岩は、阿形の崩落した一部です。
左の2つが頭部と腹部、向かって右の岩が腰から下と足の部分でしょうか?

頭部分の岩
頭部分の中心に空いた丸い穴を鼻の跡と見ると、斜め右上にある窪みが眼の跡?
更に斜め上にあるとがった部分は、角の跡の様にも見えます。どうでしょう?吽形によく似た勇ましい表情が浮かんできましたか?
見る人によって、別の見方もできると思います。
想像の余地が多い分、オリジナルな鑑賞ができるのも楽しいものですね。