参道の紅葉~今週末は、晩秋の臼杵路を散策しませんか?
小春日和を超える暖かい日が続いていますが、参道は美しく紅葉してきました。
ホキ石仏第一群から山王山石仏へ向かう道は、アーチのようにモミジが立ち並んでいます。
最近、通る度に黄色・山吹色・朱色・・・と葉っぱの色はバラエティが増えてきたようです。
また、石仏公園を眺めると上の方だけ朱く染まったこんもりとした木が目に入ります。
この木は「唐楓」といい、絵本に出てきそうな可愛らしい佇まいで、晩秋の石仏の里の風景を演出してくれます。
臼杵市内の紅葉スポット、「白馬溪」や「普現寺」の紅葉も進んでおります。
明日から3連休という方も多いと思いますが、屋外の新鮮な空気の下、晩秋の臼杵路を散策してみませんか?
古園石仏の祈願線香
ここ数日さわやかな秋晴れが続き、さらにはgo toトラベルの後押しもあり、臼杵石仏にも大分賑わいが戻って来ました。
そして今朝は早朝にもかかわらず、大日如来像の前にはたくさんのお線香が焚かれていました。
臼杵石仏は朝6時から見学できますので、フェリーなどで朝早く臼杵へ到着したお客様が、最初の訪問地として選んでくださることが多いです。
祈願線香は全部で七種類。
よく選ばれているのは、身体健全、家内安全が書かれたものです。
臼杵石仏へお越しの際は、大日如来様に見守られながら、是非祈願線香を焚いてくださいね。
薬師如来像、薬壺は何処へ?
臼杵石仏には、数体の薬師如来像があります。
今年はコロナウイルスの関係で、度々紹介してまいりました。
薬師如来像と言えば、東側に居る(東方浄瑠璃世界に住む仏であることから)、左手に薬壺を持った仏様というイメージが一般的ですね。
ところが、臼杵石仏の薬師如来像には、肝心の壺が見当たりません。
お客様からも度々、なぜかと質問を受けます。
これには、いくつかの理由が考えられます。
- 元々、全ての薬師如来が薬壺を持っているわけではない(制作年代の古いものほど持っていないことが多い)。
- 薬師如来像と記されているが、そうではない可能性もある(「伝薬師如来」と書かれ、仏像名が確定していないものもある)。
- 薬壺は仏像とは別個に作られ(材質も別のことも)、壺のみ朽ちたり損傷・滅失したケースも多く見受けられる。
- 医療が発達していなかった時代、病気治癒を願う人々により持ち去られることも多かった。
そうは言っても、万能薬が入っているとされる薬壺。
その中には、数百年間の人々の祈りも詰まっているのでしょう。
何だかご利益がありそうで、もし現存していれば、薬師如来像と共に拝んでみたいものです。
そんな思いで山王山の薬師如来像を観た後、行く参道には季節外れの野イチゴがきらり。
冬を前に山鳥たちの貴重な栄養源になっているようです。
在ったかもしれない壺からこぼれ出たのかもしれませんね。
アサギマダラとの写真撮影に成功!
数日前に投稿した、旅する蝶々アサギマダラ。
あれから毎日、14時~15時頃、近くの小川にお昼頃遊びに来てくれています。
蝶々が飛んでいると、お客様の中にもこの蝶について知っている方も多く、その場がわーっと、少し賑やかになります(笑)
まだまだ「アサギマダラフィーバー」が続きそうな石仏です。
アサギマダラの写真だけではどこの写真か分からない!ということで、今日はほっとさんとの写真撮影に挑戦!
日本のどこかで生まれたアサギマダラが南西諸島への2,000kmを超える旅の途中、臼杵石仏に寄ってくれた証拠!ということで、ほっとさんとの2ショットを写真に収めました。
ほっとさんは顔半分になってしまいましたが、とってもいい写真が撮れました^^
蝶々を見たみなさんも「珍しいものを見ることができて、いい事ありそう!」と子どもの頃に夢中で虫を追いかけた時のような、キラキラの笑顔でおっしゃっていました。
自然いっぱいの臼杵石仏に、明日も明後日も遊びに来てくれるといいなぁと思います。