Happy Birthday, お釈迦様

ホキ石仏第1群第1龕の伝釈迦如来様
4/8はお釈迦様のお誕生日です。
花々が美しく咲く時期であり、各地のお寺では「花まつり」という仏事でお祝いをします。
臼杵石仏では、桜が終わり芝桜が咲いてきました。
また、参道の岩肌を美しく彩る「シャガ」の花は、今が見頃。ほの暗い岩肌に伸びる薄紫の花は、控え目ながら心惹かれるものです。

シャガの花
シャガと釈迦、何だか似つかわしいですね。
さて、新緑も美しい参道。仏様も花や木の自然の息吹を浴びていることでしょう。
臼杵石仏には数体のお釈迦様がいらっしゃいます。まず、山王山のお釈迦様。青紅葉をご覧になっているのかな?

山王山石仏の中尊、伝釈迦如来様
ホキ石仏第1群にも3体。お隣の仏様の存在感が大きく、普段はあまり注目されないかもしれません。
第1龕のお経を唱えているようなお釈迦様。私たちの心の苦しみを真摯に聴いてくれているようです。

ホキ石仏第1群1第1龕中尊の伝釈迦如来様
第2龕の整った小顔のお釈迦様。お隣の阿弥陀様に負けず、イケメンです。

第2龕の向かって右、整った小顔の伝釈迦如来様
第3龕のお目々ぱっちりお釈迦様。お隣の大日如来様と同様に仏の力に満ち溢れているようです。

第3龕のお目々ぱっちり、仏の力に溢れた伝釈迦如来様
控え目ながら味わい深い、シャガの花のようなお釈迦様。
みなさま、この機会に仏様の中でも 唯一実在の人物をモデルにした、という「お釈迦様」巡りをしてみませんか?
*今回ご紹介してお釈迦様はいずれも「伝釈迦如来」です。
「伝」とは、「言い伝えによると・推定」、という意味です。種類を特定する部分が欠損しており、判別が難しいためこのような名称となっております。
桜満開の報恩法要

満開の桜の下、供養巡拝する僧侶のみなさま
お伝えしておりました「報恩法要」が執り行われました。
出発地である満月寺周辺も、桜が満開。
春爛漫の石仏公園や参道を歩きながらの法要となりました。
臼杵石仏の歴史に関わる多くの先人の為の、素晴らしい供養になったことと思います。
各群の石仏も、巡る行列を嬉しそうに迎えたことでしょう。
さて、本年度ももうすぐ終わりです。お忙しくお過ごしの方も、ほっと一息入れに、うららかな春の臼杵石仏を散策してみませんか?

満月寺にて

石仏入口の桜も満開
報恩法要が近付いてきました~仏師の痕跡を辿りながら巡拝

石仏造営に深い関わりのある満月寺周辺
先日お伝えしましたように、下記日程で報恩法要を執り行います。
日時:令和5年3月29日(水)、午前11時~
場所:満月寺出発(各群巡拝)
問合せ:臼杵市観光協会 ℡0972-64-7130
「報恩法要」とは、その名の通り、先人や仏様へのたくさんの御恩に報いるための仏事です。石仏造営に尽力した人々の偉業を忍び、また仏そのものへの感謝の意を捧げることが目的です。
自己ではなく他者への祈り。
場所も1ヶ所で行うのではなく、石仏の中を行脚しながら進めてまいります。
満月寺を出発し、石仏各群を巡拝し最後に満月寺へ帰着。
出発・到達(法要を執り行う場所)地点である満月寺周辺は、石仏造営に関わりの深い場所です。
発掘調査により、写真のA一帯は仏師たちの住居跡、B一帯は工房跡であったと推測されております。
都から来たとされる仏師たち。どんな想いで遠く臼杵の地に赴き、仏を掘ったのでしょうか?
この場所に立つと、彼らが惜しみなく提供した多大な労力と高い技術力が時を超えて伝わってくるかもしれません。
平安の仏師の魂が込められた仏を巡拝する年に一度の歩く法要。
みなさま、春爛漫の臼杵石仏を臼杵市仏教会の僧侶のみなさまと巡拝してみませんか?
春のお彼岸を前に、仏の里に菜種梅雨

菜種梅雨に染まる石仏の里
暖かな雨が降る金曜の午後。
菜の花の群生が一段と鮮やかに染まっていくようです。
満月寺の方を眺めると、橋のたもとに続く黄色い道。
川面に映る姿すら、明るく咲いているようです。

満月寺へ続く黄色い道
明日の彼岸入りの舞台作りのようにやって来た菜種梅雨。
今年の春のお彼岸は、3/18~3/24です。
中日(春分の日)は、この世とあの世が最も近づく日です。太陽が真東から昇り真西に沈むことから、三途の川を挟んで東側にある此岸と西側にある彼岸を結ぶ直線距離が最も短くなることから、そのように考えられています。

九品の弥陀に朝日が射す
臼杵石仏では、最も西に位置するホキ石仏第2群の九本の弥陀に朝日が射すという構造が見られます。特に九品仏の中央の少し大きな阿弥陀様のお顔が明るく照らされます。

最も西に位置する九品仏を背に東側を眺める。
みなさま、今週末はご先祖様や親しかった友人を想いながら、菜の花が明るく染める臼杵石仏を巡ってみませんか?

冬が去っていく参道
参道から春告げ山野草、サツマイナモリ

参道に春を告げる山野草~サツマイナモリ
春になると、参道の竹藪に姿を見せる小さな白い花、サツマイナモリ。暖かい地方に咲く山野草です。陽の当らない湿った場所に咲くのですが、それだけに純白さが印象的です。
今年は、ホキ石仏第1群から山王山石仏へ向かう途中の竹藪に咲いていました。ガクの部分の暗い赤が、臼杵石仏に施されたベンガラの赤を彷彿とさせられます。
春の参道に似つかわしい山野草、山王山の如来様もご覧になっているでしょうか?
梅や桜と同時に、足下にも小さな春が深まってきました。

菜の花が彩る古園石仏を下る階段