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国宝臼杵石仏公式ブログ

報恩法要が近付いてきました~仏師の痕跡を辿りながら巡拝

石仏造営に深い関わりのある満月寺周辺

石仏造営に深い関わりのある満月寺周辺

先日お伝えしましたように、下記日程で報恩法要を執り行います。

日時:令和5年3月29日(水)、午前11時~
場所:満月寺出発(各群巡拝)
問合せ:臼杵市観光協会 ℡0972-64-7130

 「報恩法要」とは、その名の通り、先人や仏様へのたくさんの御恩に報いるための仏事です。石仏造営に尽力した人々の偉業を忍び、また仏そのものへの感謝の意を捧げることが目的です。
自己ではなく他者への祈り。

 場所も1ヶ所で行うのではなく、石仏の中を行脚しながら進めてまいります。
満月寺を出発し、石仏各群を巡拝し最後に満月寺へ帰着。

 出発・到達(法要を執り行う場所)地点である満月寺周辺は、石仏造営に関わりの深い場所です。

発掘調査により、写真のA一帯は仏師たちの住居跡、B一帯は工房跡であったと推測されております。

都から来たとされる仏師たち。どんな想いで遠く臼杵の地に赴き、仏を掘ったのでしょうか?

この場所に立つと、彼らが惜しみなく提供した多大な労力と高い技術力が時を超えて伝わってくるかもしれません。

 平安の仏師の魂が込められた仏を巡拝する年に一度の歩く法要。

 みなさま、春爛漫の臼杵石仏を臼杵市仏教会の僧侶のみなさまと巡拝してみませんか?

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