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国宝臼杵石仏公式ブログ

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美仏総選挙、大大大好評です!

美仏総選挙2021候補者

8/1から「美仏総選挙2021」が始まって2週間が経とうとしています。
まだ2週間!なのに、すごい反響です!

窓口で投票用紙をお渡しするのですが、

「テレビで見ました!投票するために来ました!」
「ネットで見て、おもしろいなと思って来ました!」

など、投票するために石仏に来た、という方が多く、イベントへの関心度が伺えます。

知らずに来られた方からも「おもしろいですね!」「いいイベントですね!」という声をたくさん頂き、とても嬉しく思います。

本当にありがとうございます!

みなさんはもう投票しましたか?

ここで、このイベントを企画・運営している観光協会の方から聞いた、へぇ~!というお話を紹介しますね!

それはズバリ【WEB投票と現地投票で推し仏の得票数に違いがある】ということ!

この選挙の投票方法は、WEBと現地の2種類があります。

WEB投票では、北海道から沖縄まで、全国各地から投票して頂いています。

SNSでもすごく話題になっているようで驚いています!

「この選挙で臼杵石仏の事を知って、臼杵石仏へ行きたくなりました」

など書いて下さる方もいて、とても嬉しいです。

WEBで投票される方は、インターネット上でそれぞれのポスター画像しか見ることができません。

なので自ずと、仏様のお顔立ちや、公約の内容などで選ぶようになります。

一方現地投票では、実際に臼杵石仏で、それぞれの仏様を見て投票をします。

お顔や公約はもちろんですが、仏様がいる場所やサイズ感、さらに現地でしか知ることができないプラス情報などを読んで、全体を見てじっくり考えて選んでいる方が多いようです。

どの仏様がどのくらいの票…というのは観光協会の中間発表もあるので、そちらを楽しみにして頂くことにして…

WEBで得票数の多い仏様が、現地投票ではそうでなかったり…と、今のところ私達スタッフも興味深い内容となっています^^

「俺の守護仏は大日如来やけん、誰が何と言おうと大日如来坐像に投票するで!」

とおっしゃる方もいましたよ^^

お顔・公約・実際の仏様を見た印象・サイズ感・ご自分の守護仏が立候補されている方はそちらの方も考慮しながら、是非お気に入りの仏様を見つけて投票してくださいね!

開催期間は10/31までです!

蓮畑の隣では

この時期、日本各地のお寺や公園などで蓮景色が愉しめることと思います。

 蓮の花は仏様の花とされ、臼杵石仏でも蓮を手にした観音菩薩像や蓮の台座に座った愛染明王像が見られます。

 石仏群を廻った後に蓮畑に立つと、この花と仏教との繋がりを改めて感じさせられるものです。

 振り返ると青々とした水田が広がり、この地に仏と共に在り続ける人々営みを間近に見る想いがします。

 この風景が毎年続いていきますように!(遠く古園石仏群を見上げながら)

なぜここに集まっている?小さな五輪塔

ホキ石仏第2群の前のたくさんの五輪塔

ホキ石仏第2群の前のたくさんの五輪塔

ホキ石仏第2群の前のスペースには、小さな石塔がたくさん置かれています。

 大きさも形も一様ではなくのですが、それぞれに存在感があります。
どれも苔生しており、風合いからかなり古いものと伺えます。小ぶりながら、5段あり五輪塔であることが判ります。
2段目(水輪)に梵字が刻まれたものもあり、なかなか手の込んだものもあります。

梵字が刻まれた五輪塔

梵字が刻まれた五輪塔

 普段は、仏様の方を見ているので気にならないのですが、振り返ってこれらの石塔を眺めているといろいろと疑問が湧いてきます。

 これらの五輪塔は誰がどういった目的で造り置いていったのでしょう?

・また、石仏群の中でもなぜこの場所に集中しているのでしょう?

 ヒント ①石塔の制作年代は鎌倉時代後期から安土桃山時代。

            ②ホキ2群は、阿弥陀如来様を中尊とする極楽浄土を表現した場所。

想像がお付きになったのではないでしょうか?

 答えは、これらの石塔(五輪塔)は、石仏を参拝する人々が、供養塔として造り置いたものです。
各石仏群が完成した後、多くの参拝者が参道を行き交っていた時代。

祈りを捧げるだけではなく、五輪塔まで造って置いていったということのようです。
また、ホキ石仏第2群が極楽浄土を表すことから、親しかった故人が浄土で生まれ変わり成仏することを願ってこの場所に置かれたのでしょう。

 所変わって、ホキ石仏第1群第4龕、お地蔵様のいる場所にも石塔が置かれております。

地獄の裁判の法廷にも五輪塔

ここは、地獄の裁判を表す場所。法廷の中の供養塔。成仏できるか、よほど心配されていた人なのでしょう。

でも、大丈夫。石塔まで造ってくれる人が1人でもいるということは、そんなに極悪人でもなかったはず。

 石塔を見ながら巡ると、参道が長年の祈りの道であったことが、しみじみと感じられるものです。

祈りの階段にも五輪塔

祈りの階段にも五輪塔

仏の里に誕生する新しい命たち~五智バードと蓮の花

五智バード

五智バード


毎年、この時期になるとチケット売り場前のツバメの巣に雛が誕生します。今年もかわいい姿が見えるようになりました。
5羽見えますが、真ん中が最も元気よく、口も大きく開けているよう。古園石仏の五智如来に因んで、五智バードと名付けましょう。右から不空成就ちゃん・阿弥陀ちゃんこと無量寿さん・大日様・阿閦ちゃん・宝生ちゃん。既に悟りを開いている賢い雛たち。今度は現世を謳歌してね。
蓮畑

蓮畑

さて、蓮畑でも葉が日ごとに増え、茎も目立つようになってきました。
水面が見えなくなるくらい葉っぱで埋め尽くされる日も近いでしょう。
満月寺の境内の前にも、蓮の鉢が並んでおりますが、こちらは早くも蕾が登場。
意外と長い蕾期間、いつ花開くのか待つのもまた楽しい時間です。

久しぶりの青空です

新緑

久しぶりのお天気ですね。

お洗濯物がすっきりと乾きそうな青空です。

杉並木の間から見える青空がとってもきれいだったので、写真を撮ってみました。

こんなに天気がいい日はお出かけしたいとこですが、なかなかそうも行きません。

不要不急の外出自粛が言われている中、あまり大きな声では言えませんが、感染症対策をしっかりしたのち、おひとり、またはご家族で、新緑を感じにいらしてくださいね。

新緑

新緑

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