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国宝臼杵石仏公式ブログ

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冬枯れの石仏の里にも春の息吹

冬枯れの田に立つ「深田の鳥居」

冬枯れの田に立つ「深田の鳥居」

本日も石仏は、白い朝から始まりました。
田んぼも川沿いの道も霜が降り、凍てつく冬景色。石仏公園に広がる45月に芝桜が咲く一帯も、まるでモノクロ写真のような薄墨色です。
花株たちよ、霜柱に負けないでね!

霜柱の降りた芝桜の畑

霜柱の降りた芝桜の畑

石仏入口の田んぼに立つ、「深田の鳥居」も正に冬バージョン。
足下に咲く草花によって四季折々の風景が楽しめるのですが、冬枯れの田を舞台に孤高に立つ姿も、味わい深いものです。

昼にかけて陽射しが注ぐようになると、景色も明るく一変。お客様の足取りも弾み、宝探しの冊子を手にしたグループの姿もあちこちに見られるようになります。咲き始めた菜の花が目に入ると、小川も活き活きと見えるもの。

土手に菜の花が咲き始めました

土手に菜の花が咲き始めました

 「大寒」のこの時期、11本と草花に息吹が芽生える小さな変化にすら、新しい季節を感じてしまいます。
深田の鳥居も、何もない冬からの変容は特に印象深いものです。春の衣装をまとった姿をお伝えできる日まで、もう暫くお待ち下さいね。

リアル宝探し、大好評です!

先週1月8日(土)から臼杵市内で始まった宝探しがとっても好評です。

皆さんはもう参加されましたか?

臼杵石仏でも、宝探しの冊子を持って、ウロウロとしている人々をたくさん見かけます。

今年はエリアを拡大して、車や路線バスなどを使いながら、順調にいけば、約2時間ほどでクリアできるかなと思います。

目的地を割り出すための「謎」が割と難しく、大人でもかなり頭を悩ませます。

難しい「謎」に加え、徒歩のみで回るのはオススメできませんので、子どもだけでは参加せず、家族みんなで協力して、喧嘩せずに仲良く頑張りましょうね!笑

手がかりや宝箱の場所は、冊子の中に必ず書かれています。

冊子を隅から隅までくまなく見て、読んで、怪しいところや気になるところをチェックしてみましょう!

難しければ難しいほど、頑張れば頑張るほど、宝箱を見つけたときの喜びや感動は大きく、なんとも言えない達成感がありますよ!

期間は来月2月28日まで。

是非ご参加くださいね♪

宝探し冊子

詳しくはタカラッシュ公式HPをご覧ください。

受験シーズンも本番、学業成就を願って!

学業成就を願って(祈願線香)

学業成就を願って(祈願線香)

 寒さが日ごとに厳しくなってきますが、いよいよ受験シーズンも本番ですね。
 臼杵石仏には、学業成就を願うに相応しい「智慧」の仏様が数体います。中でも、「勢至菩薩」、「文殊菩薩」は有名ですね。

勢至菩薩立像

勢至菩薩立像

文殊菩薩

文殊菩薩

古園石仏群向かって左側の仏様たち

古園石仏群向かって左側の仏様たち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、古園石仏群の中心から向かって左は主に「智慧」の仏様、右は「慈悲」の仏様で構成されているとも言われています。

7種の祈願線香にも「学業成就」をご用意しておりますので、1本焚いて「もうひと踏ん張り!」と、気合を入れるのもいいかもしれません。

7種の祈願線香

7種の祈願線香

 季節限定御朱印もちょうど「勢至菩薩」様です。
石仏カードにも「勢至菩薩」、「文殊菩薩」がございますので、机に置いて疲れた時に眺めてみてはいかがでしょう?(*石仏カードは無料、石仏売店に並べております。)

御朱印と石仏カード

御朱印と石仏カード

 今朝の冷たい石仏公園、寒さで背中が縮こまってしまいますが、空は真っ青な冬晴れ。梅の枝には小さな蕾が付いていました。

 受験生のみなさま、また、がんばっている全てのみなさまが健康にこの時期を過お過ごしになりますよう、仏の里より願っております。

石仏公園の梅の木

石仏公園の梅の木

枝の先には小さな蕾

枝の先には小さな蕾

 

今年の推し仏、見付けてみませんか?

お正月の石仏公園、いい天気です

お正月の石仏公園、いい天気です

 お正月は晴天に恵まれ、訪れる方もゆっくりと楽しまれているようです。

 さて、昨年は「美仏総選挙」でエントリーした9体の仏様がとりわけ注目されました。自分の「推し仏」を決めた方も多いでしょう。
しかし、「それ以外」の石仏も52体もあります。
選挙候補者に選ばれた9体は、比較的欠損が少なく技術的にも高い評価を受けている仏様でした。
「それ以外」の仏様は、欠けた部分が多くひっそりと佇んでいます(もちろん、元々有名な仏様も数体ありますが)。
そうした中にも魅力ある石仏がたくさんあります。

哀愁漂うホキ石仏第1群第1龕の如来像

哀愁漂うホキ石仏第1群第1龕の如来像

ホキ石仏第1群第1龕の3体の如来像は、顔に空洞が入り隣の肉感的な2龕と比べると、薄い印象。しかし、よく見るとすっと引かれた憂いのある目線や一心に経を唱えているような口元に気付かされます。最上位の仏「如来」でありながら、未だ苦しみや哀しみを湛えているような哀愁は観る者の心にぐっと入ってくることも。

山王山石仏の阿弥陀如来王と釈迦如来像

山王山石仏の阿弥陀如来王と釈迦如来像

山王山石仏の中尊の釈迦如来は、子どものような表情がかわいらしい、と人気の仏様。向かって左の阿弥陀如来は、ちょっと厳しい大人顔。人差し指と親指で円を描く、阿弥陀如来特有のハンドサインを留めています。欠損の多い臼杵石仏では手印がはっきりした仏様が少ないので、希少価値があります。

向かって左の阿形、見えるかな?

向かって左の阿形、見えるかな?

他にも、金剛力士立像の阿形(頭・胴・足が崩落した見えない仏様)は、下に落ちた4つの岩と岸壁の窪みを合わせて見ることで、「だんだん見えてくる」不思議な仏様です。
何度も観るうちに、「あ、判った!」と思う瞬間が訪れると思うのですが、こうなると毎回確認したくなる「外せない」仏様になるものです。

みなさま、新年のお参りと併せて、今年の「推し仏」見付けに来てみませんか?「ほっとさんおみくじ」や「新春限定御朱印(1/11まで)」もありますよ!

ほっとさんおみくじ

新春限定特別御朱印

新春限定特別御朱印

謹賀新年 2022元旦

 新年、明けましておめでとうございます。
本年もみなさまにとって良き一年になりますよう、仏の里よりお祈り申し上げます。

 昨年中は、多くの修学旅行生が訪れてくれたり、「美仏総選挙」を通して個々の石仏の魅力を知ってもらえたり、と実り多き年となりました。

 本年もその時々に相応しい取組みを通して、みなさまに親しみ易い臼杵石仏となれますよう、精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

 さて、元旦は古園石仏群で樽酒の鏡割りを行いました。

檜にとくとくと注がれる地酒の芳しい香りの中、新年を祝うことができ、古園13仏一同喜んでいたことでしょう!

臼杵石仏はお正月も営業しておりますので、新年のお参りに来てみませんか?
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

営業時間 9時~17時(最終入場時間 16時30分)

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