花散らさず、優しい雨と満開の桜
石仏の中は入口から参道、お寺周辺・・・どこも桜が満開です。
この数日、雨模様の日が多いのですが、花に優しい細やかな雨粒のようです。
濡れる度に、花の色が濃く染まっていくようです。
満月寺へと流れる川沿いも見事な桜並木。
さて、参道内は時おり吹く風に、足下も行く手も花びらがちらちらと舞い降りてきます。
花越しにお会いするホキ石仏第1群2龕の阿弥陀如来様、凛々しさの中にもちょっとロマンチックな印象です。
みなさま、今週末は桜に染まる臼杵石仏へ来てみませんか?
臼杵城址桜まつりも開催中ですよ(4/7(日)まで)。
仏さまの視線で見る桜
暖かな雨の中、参道の桜が美しく咲いてきました。
これから、あっという間に満開を迎えそうです。
切ないような、わくわくするような別れと出会いの季節と共に。
ところで、仏さまも桜を愉しんでいるのでしょうか?
極楽浄土には一年中「蓮の花」が咲いているようですが、この季節は桜を愛でてほしいものです。
ということで、仏様と同じ視線で桜を観てみましょう。
まず、ホキ2群の阿弥陀如来さまから見ると。
階段に沿って咲く桜が横目に見えるようです。隣の勢至菩薩さまと桜を愛おしく眺めているのかも。
次のホキ1群では、地蔵十王像11(人)組からの眺め。ふんわりと咲く花の枝先がすぐそこに。
本日の地獄の裁判、桜に免じて執行猶予付きとしましょうか?
地元の仏師作といわれる山王山の三方からの眺めは、高台からの美しい春景色。
みなさま、仏さまの目線で桜を愉しんでみませんか?その穏やかな心に近づけるかもしれませんよ。
春のお彼岸~ホキ石仏第2群 九品の弥陀に朝陽が射します
明日から春のお彼岸に入ります。
今年のお彼岸は、3/17(日)~3/23(土)
中日の3/20(水)春分の日には、臼杵石仏で珍しい現象が起こります。
朝陽がホキ石仏第2群第1龕(九品の弥陀)の中心の大きな阿弥陀如来様の額に射すのです。
これは、お彼岸には此の世とあの世が最も近づく、という仏教の考え方を表しています。
仏教では、人の一生を太陽の軌跡になぞらえ、人は東から生まれ西に没するとされています。
九品の弥陀のある場所は、臼杵石仏では最も西に位置します。正面の満月寺方向が東となります。その間にある石仏公園には、かつて池がありました。
これは三途の川に当たります。
春分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈む日。
つまり、太陽が東側(此岸)から三途の川を通って西側(彼岸)に達する直線距離が直角に結ばれる(最も短くなる)、という構図できあがるわけです。
石仏のオープンは午前9時でおすので朝陽の額に当たる場面は、想像の中となります。
が、11時くらいまでは、普段より煌々と照らされた九品の弥陀が臨めます。
平安期の仏教の世界に想いを馳せるいいお彼岸が体感できますよ!
石仏の里、春本番少し前
昨日までの寒さが去り、暖かい週明けとなりました。
石仏を流れる小川も菜の花に縁どられ、うららかな陽気が漂っています。
桜の木には、小さな蕾がたくさん。まだ硬くて色も出ていませんが、遠からず膨らんできそうな気配です。
春限定御朱印は「大日如来」さま。
全ての生きとし生けるものは、大日如来から生まれた、と考えられるほど、命の根源のような仏様。
花や木、虫や動物、私たち人間の営みも何かと始まりの多い春に相応しい仏様ですね。
また、「申・未」年の護り本尊でもあります。
臼杵石仏には、ホキ石仏第1群第3龕(中尊)とお馴染みの古園石仏群、2躯の大日如来様がいらっしゃいます。
みなさま、春本番ちょっと前、「始まりの春」を感じながら石仏を散策してみませんか?
梅咲く参道を行く武将
連休最終日の石仏は、明るい陽射しに恵まれております。
梅の花も咲き、参道は春めいてきました。
そんな朝、颯爽と武将が登場!
火まつりや竹宵にもお越しいただいた甲冑の紳士です。
梅香る参道を歩く姿は、2月の石仏にすんなり馴染みます。
お客様とも楽しく交流され、写真を撮ったりと楽しく交流されていました。
令和の武将、本日はこの後、城下町へ「うすき雛めぐり」に行かれるそうです。きっと紙雛たちも喜ぶことでしょうね!
武将、一足早い春の臼杵を盛り上げてくれてありがとうございます。雛めぐり、楽しんできてください。