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国宝臼杵石仏公式ブログ

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浅い秋の深い落ち着き~暖かな10月の石仏

本日も10月半ば過ぎらしからぬ、暖かさが続いています。
そうした秋まだ浅い石仏にも、ゆっくりとコスモスやフジバカマ、秋の山野草が姿を見せるようになりました。

 毎年、旅する蝶々「アサギマダラ」が飛来するフジバカマの花ですが、参道に向かう川沿いに咲いています。落ち着いた紫色が薄い秋の陽射しによく映えます。

フジバカマ

フジバカマ

 公園のコスモスもよくやく咲き始めました。まだ2分咲ほどですが、これから秋が深まるにつれて咲き広がっていくことでしょう。

 さて、ホキ石仏第1群に入ると、お上向きの顎から経を唱えているように見える第1龕の3体の如来さまに迎えられます。静寂の中の動を感じます。お隣は顎をぐっと引き、威厳に満ちた表情で安心感を与えてくれる2龕の如来さま方。力強さは落ち着きの中に込められているようです。

ホキ1群第1龕~顎を上げてお経を唱えているような表情

ホキ1群第1龕~顎を上げてお経を唱えているような表情

ホキ1群第2龕~顎を引いて威厳をたたえる

ホキ1群第2龕~顎を引いて威厳が感じられる

 枯れ野の紫、静と動の物語る石仏、みなさま浅い秋の深い落ち着きを感じて石仏を巡ってみませんか?

スポーツの日、多聞天立像に必勝祈願(心を強く)

 

勝負ごとに強いとされる多聞天立像

勝負ごとに強いとされる多聞天立像

明日はスポーツの日です。
この日に因んで、勝負ごとにご利益があるとされる「多聞天立像」を紹介します。
場所は、古園石仏群の向かって右端です。

 多聞天は天部という仏の世界を護る神で、特に四天王の一つ(北を護る)です。単独で祀られる場合は、「毘沙門天」と呼ばれます。

 さて、古園石仏の仏さまは凝灰岩と砂岩の境目に彫られています。
砂岩層である下半身は彫ることができないため、周辺の石材を寄せ付けて造られています。

多聞天立像は縦に長いため、その形跡が分かり易く表れています。

彫ってはめ込んで作られた多聞天さま、益々たくましく感じられます。
みなさま、この秋の必勝祈願に、また自らの心に打ち勝つために、多聞天立像に会いにきてみませんか?

彼岸花第2弾、やっぱり秋のお彼岸に合わせて

 お彼岸も今日が最終日です。
彼岸入りの頃は真夏のような暑さが続いておりましたが、たった数日の間にすっかり涼しくなりましたね。

 今年は石仏公園の彼岸花が早くから咲き、お彼岸には終わりかけ?のような状態でした。
ところが、秋分の日頃から参道内や川沿いの彼岸花が咲き始めました。
やはりお彼岸に合わせて咲いてくれたのですね!

 今朝はとりわけ、川沿いを赤く彩る姿がこの時期らしい石仏の風景に感じられました。

 ようやく日中も歩きやすい気候になってきました。
穏やかな秋の陽射しの中で、ゆったりと石仏を散策してみませんか?

もうすぐ秋のお彼岸です

九品の弥陀~曳石仏第2群

九品の弥陀~曳石仏第2群

 残暑が続きますが、9月も中旬を迎え石仏でも秋らしい景色が広がってきました。
公園では、お彼岸が近付くと姿を見せる彼岸花が今年は一足早く咲いています。少し終わりかけでしょうか? 白い花も見付けました。来年も同じ場所に咲くかな?

 さて、今年の秋のお彼岸は、9/19()25()です。
中日の22日は秋分の日、この世とあの世が最も近づく日とされています。

親しかった故人の魂を身近に感じながら、お墓参りをするのに相応しい時間ですね。

 臼杵石仏では、最も西に位置するホキ2群をあの世(彼岸)。
その向かいの満月寺方面を此の世(此岸)とする「浄土庭園」の構造が取られています。

秋分の日には、ホキ2群、九品の弥陀の中心にある阿弥陀如来像の額に朝陽が射す面白い現象が見られるのもこのためです。

 みなさま、お彼岸には石仏をめぐりながらゆっくりとした秋の一日を過ごしてみませんか?

石仏公園にも秋の訪れ


9月に入り、暑さも和らぎ始めました。

 参道や公園内を歩くと、蝉しぐれも小さく遠くなり、落ち着いた秋の空気が感じられるようになりました。夏の終わりと秋の訪れが相席しているようです。

そうした中で向き合う、仏さまはいつにも増して穏やかなお顔に見えます。

 石仏公園を見渡すと、彼岸花の朱い頭がぽつぽつと目に入ります。いつの間にか、咲いていたのですね。

 これから、ゆっくりと石仏巡りをしたり、「祈りの回廊」のスタンプを集めたりするのに相応しい季節に入ります。
詳しくはこちら。「祈りの回廊」

 みなさま、秋の訪れを感じながら臼杵石仏を歩いてみませんか?
9/7()は、カボスの配布もありますよ!
詳しくはこちら
「カボス果実の無料配布

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