参道の紅葉が進む晩秋の石仏
この数日の冷え込みで、参道の木々も色が深まってきました。
柔らかな陽がわずかに射す覆い屋の中。静けさが仏の存在感を高めているようです。

朱く染まりゆく公園の唐楓は、美しい晩秋の風景の助演役者です。夕暮れ前のひと時を明るく照らしてくれます。

こうなると、参道沿いの小川を我が物顔でひょいひょいと歩く白鷺の白さが際立ちます。

みなさま、3連休は晩秋の石仏を歩いてみませんか?
着生生物類除去作業特別公開&臼杵っこガイド
本日、ホキ石仏第2群で磨崖仏の着生生物類除去作業特別公開が行われました。
併せて臼杵っこガイドによる案内もあり、賑やかな週末を迎えております。
特別公開は、中間除去作業という行程をご覧いただきました。
これは、紫外線照射によって枯らした仏体表面の苔やシダなどを専門員が手作業で除去するという作業です。紫外線は岩に無害なもので、2週間ほどかけてじっくり照射します。

刷毛を使って丁寧に除去する様子を阿弥陀三尊像の前に設置された台の上から、みなさまじっくりとご覧になったようです。

さて、山王山石仏では、臼杵っこガイドさんが待機して、お客様に説明をしましたよ!
クイズを出したりしながら、楽しいご案内で大変喜ばれたようです。熱心に話を聞いたお客様から「いろいろな磨崖仏を見てきたけれど、ここは保存にも力を入れていて、感動しました。」などという嬉しい感想もいただきました。
仏さまが色付いております~こんな日に魅力を発する仏さまも
しっとり暖かな日曜日。
仏さまが色付いています!
気温と湿度の高い絶妙な組み合わせによって、石仏にもともと施されていた色は発色します。今朝は正に色が浮かび上がる条件が揃ったようです。
ホキ石仏第1群第2龕、凛々しい阿弥陀如来像も気色ばみ、仏の威厳がさらに増したように見えます。
山王山石仏では、向かって左の阿弥陀如来さまの衲衣が赤くはっきりと見えました。中尊のお釈迦さまのかわいらしい童顔が注目を集めるため、普段は目立たないことが多いのですが、一色濃い日にじっくり眺めるとなかなか含蓄のある表情をした仏さまです。
古園石仏群の梵字スポット?勢至菩薩さまの頭上にも、梵字が上がっています。
公園を見渡すと、赤く染まりゆく唐楓が目に入ってきました。仏の紅葉と相まって、11月の石仏日和を演出してくれているようです。
みなさま、小春日和は石仏日和。色付いた仏さまに注目して新たな魅力を発見してみませんか?

コスモス揺れる秋の石仏公園&わんちゃんとご一緒に歩く参道!
石仏入口から満月寺の方を眺めると、お寺を彩るように淡い色の花が揺れて見えます。石仏公園のコスモスが咲いてきました。
川沿いの柿も色付き、どこか懐かしいような風景が広がる秋の石仏。
優しい陽射しの中で廻ると、落ち着いた心でゆっくりと仏さまと向かい合えるようです。
ご家族やお友達と、またひとり旅で、心穏やかな時間を過ごしていませんか?
大切な家族の一員、ワンちゃんともご一緒にお入りいただけます。
その際は、リードやカートをご利用ください。
本日もかわいいお客様がいらっしゃいましたよ!
ご高齢な方などで足腰を心配される方も多いですが、入口に杖を用意しておりますので、ご自由にお使いください。
仏もほんのり色付く週末の石仏
優しい秋の陽が射す日曜日。
石仏公園はオーガニック朝市「ひゃくすた」で賑わいました。

昨日の暖かな雨のせいか、仏さまもほんのり色付いております。気温と湿度が程よい高さになると、元々の色が発色するという現象が起きます。
ホキ石仏第2群の観音菩薩さまがいい風合いを出していました。暖かい御心がにじみ出ているようです。













