紫外線照射、保存作業現場特別公開(ホキ石仏第1群)のお知らせ&冬の野イチゴ
下記日程で、保存作業現場の特別公開を行います。
今回は、ホキ石仏第1群です。
日時:12月17日(日)、午前10~12時
場所:ホキ石仏第1群
当日は、台の上に上がって、普段より石仏を近距離から観察することができます。みなさま、この機会に文化財の保存作業現場に立ち会ってみませんか?
さて、現在照射しているのは、欠損の激しい第1龕とその周辺です。これ以上劣化しないように、しっかりと表面をきれいにしていきたいグループです。お隣の愛染明王様も一緒にお手入れ中ですね。
ここで、先月本除去まで終えた、クリーニング出来立ての古園石仏群の様子をご覧ください。今年度きれいにしたのは、向かって左半分の仏様方。右半分のみなさまと比べると、下半身の緑の部分がほとんどないことが分かります。
とは言え、全体的に今が1年で一番きれいな状態です。
12月に入り、参道の紅葉は早くも幕引きとなりましたが、代わって南天があちこちに見られるようになりました。
そして、よく見ると南天の下に野イチゴの一帯も。古園石仏入口に毎年12月に登場するかわいい宝石。山鳥たちのビタミン補給にと、仏のお力添えがあったのでしょうか?
12/3(日) 「ひゃくすた」開催のお知らせ
明日は「ひゃくすた」の開催日です。
日時:12/3(日)、8~11時、場所:石仏公園
12月に入りましたが、公園や参道は紅葉がまだまだ美しい盛りです。
今回は、気温も下がり甘さが凝縮された葉もの野菜や根菜類がたくさん出揃うようですよ!
新鮮なほんまもん野菜たっぷりの鍋ができそうですね!
看板も新しくなって、ますます充実したオーガニック朝市「ひゃくすた」さん。
何かと忙しくなる師走を元気に乗り切るために、「ひゃくすた」で臼杵の安心・安全&栄養たっぷりの食材を手にしてみませんか?
また、12月は、月末にも「ひゃくすた年末スペシャル」が開催されます。
「ひゃくすた年末スペシャル 」
日時:12/29(金)、8~11時、場所:石仏公園
開催中~11/26(日)「臼杵焼 蔵出し市」のお知らせ
期間:11/18(土)~26日(日)、10~16時
場所:石仏観光センター・うさ味 2階
※20日(月)・21日(火)は定休日となります。
臼杵焼の工房やギャラリー、喫茶が並ぶ「うすき皿山」できて、10か月。
冬支度を前に、今年もセール品やアウトレットの品がたくさん並ぶ、蔵出し市が開催されています。今回は、受付でSNSで臼杵焼をフォローしていただくと、10%割引券がもらえるそうですよ。
また、川向こうの喫茶でも「冬喫茶」としてこの時期らしいスウィーツが楽しめるそうです。
今回もカップやプレートが、大きさ・厚み、和から洋まで豊富に揃っています。こんなにたくさんの臼杵焼を一度に目にするのはめったにない機会です。これも蔵出し市ならではの楽しみですね。
そして、ひと品ごとに唯一無二の手作り作品というところも魅力です。
普段使いの食器に一品でも取り入れたら、何かが変わりそう?そんな気持ちになります。
さて、今回の蔵出し市では、アウトレット品とは別に「金彩・銀彩」の器もたくさん並んでいます。晩秋の優しい陽が射す会場で、落ち着いた優雅な魅力を放っており、目を惹かれるものです。
みなさま、臼杵石仏にお越しの際は、ぜひ「臼杵焼蔵出し市」でお気に入りの一品を見付けてみませんか?
11/23(祝)「白馬溪もみじまつり」のお知らせ
日時:11月23日(木・祝)、10:00~17:00(甘酒は無くなり次第終了)
場所:臼杵市前田馬代 白馬溪
内容:甘酒のふるまい、クイズラリー(簡単なクイズに答えて応募いただくと景品をプレゼント!!)
毎年、11月中旬から下旬にかけて美しく紅葉する白馬溪。(今年はもう少し時間がかかりそうです。)
11/23(祝)には、甘酒のふるまいやクイズラリーのイベントが開催されます。また、白馬溪は「うすき祈りの回廊」の巡礼スポットでもあります。
こちらも併せて参加してみませんか?
みなさま、臼杵石仏にお越しの際は、ぜひ白馬溪で晩秋の臼杵をお楽しみ下さい。
お問合せ:(一社)臼杵市観光協会 0972-64-7130
11/12㈰「紫外線照射・保存作業現場公開」
下記日程にて、紫外線照射・保存作業現場の公開を行います。
日時:令和5年11月12日㈰、10~12時
場所:古園石仏群
臼杵石仏は、阿蘇溶結凝灰岩という柔らかい地層に彫られています。
これは、約9万年前に阿蘇山が噴火した際に流れてきた火砕流が冷え固まってできたもので、水分を多く含み柔らかいという特徴を持ちます。
彫り易いというメリットがある反面、地衣類(苔やシダ、菌類など)が生殖し易いというデメリットがあります。
放置しておくと、物体表面から深い部分にまで植物の根や菌類が達して大きな損傷につながります。
こうした状況を防ぐため、毎年秋から冬にかけての乾燥した時期に岩に無害な紫外線を約2週間当てて物体表面の植物を枯らした上、手作業で除去する、という対処を行っております。
作業は2回に分けて行われます。
1回目は仏体表層部の除去(中間除去)、2回目は深層部の除去(本除去)です。今回は中間除去作業となります。
調査の方によると、照射は順調に進みいい焼け具合となっているそうです。
また、照射は毎年場所を変えて行われますが、今年度の古園石仏群は、向かって左半分となります。右半分は昨年きれいにしましたので。
当日は、普段より近づいて台の上から石仏を見ることができます。
また、専門員の説明も聞くことができます。
みなさま、この機会に文化財保存の現場に立ち会ってみませんか?