晩秋の石仏公園
今週に入り、朝夕冷え込むようになりました。
古園石仏からの眺めも、やっとこの時期らしくなってきました。
唐楓の木が赤く染まり始めて。
先週末まで、滞在中だったアサギマダラも今朝は見当たりません。(最後に見かけた時は、フジバカマではなく隣の椿の木に止まってましたが・・・。大丈夫でしょうか?)
南へ向けて無事に旅立ったのでしょうね。
道中の安全を石仏と共に願っています!
お待ちしておりました!アサギマダラ
昔の古園石仏、覆屋も様変わり
お客様から度々、「こんな立派な屋根になったのはいつ?」と尋ねられます。「昔、何十年も前に来た時は、もっと簡単な柵しかなくて、大日様の頭も下にあって・・・、もう全然別の場所に来た感じがします。」、という感想もよく聞かれます。
現在の古園石仏の覆屋は、平成27~28年に改修されたものです。
おそらく、前述のようなお客様がご覧になった古園石仏はこんな光景だったのでは?
昭和30~40年代の写真と考えられるのですが、確かに簡単な「柵」しかありません。中央下部分に仏頭があるのがわかります。
石仏と人との距離が近く、その大きさ、立体感、仏としての岩肌の感覚もぐっと身近に感じられたことでしょう。
もちろん現在の古園石仏群も、保護・保存という点で安心感を持って観覧できる、という魅力があります。
どちらの時代も体験している、というそのことが素晴らしいな、と感じます。静かな秋の参道は、昔を回想するにも相応しいようです。
コスモスがきれいです~秋の日の官房長官
穏やかな秋晴れが続き、石仏公園のコスモスが日ごとに咲き広がってきております。高く、鮮やかに。
山鳥の声を遠くに聞きながら優しい陽射しの参道を歩くと、心が落ち着くものです。
木々の間から眺める官房長官ことホキ1群2龕の阿弥陀如来さまが、柔和な表情でゆったりと構えているように見えるのも秋のせいかな?
いつもは凛々しくきりっとした印象なのですが。
仏様の見え方は、周りの景色や肌に感じる空気、心の状態によって変わってくるようです。
みなさまにとって、令和5年秋の石仏はどう映るでしょうか?
アサギマダラ、まだかな?
10月に入ると、心待ちになる「旅する蝶々、アサギマダラ」。
古園石仏群の階段を下った川沿いに、フジバカマが咲く一帯があり、毎年この蝶々が飛来します。数は少ないのですが、仏の里の秋の風物詩です。
今年もフジバカマは咲き揃ってきました。
よく知られた薄紫の花と昨年から仲間入りした白、またその中間の色、と3色咲いています。
地域のみなさまが、訪れるお客様に愉しんでいただこう、と手入れをしてくれています。
市民の方からも白い種類を提供いただいたり、とみんなで協力して作る蝶々計画。
あとは、飛来を待つのみ!
みなさまのお近くでは、アサギマダラ来ましたか?