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国宝臼杵石仏公式ブログ

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臼杵っこガイドが秋の石仏を案内!(10/6(土))

今日は、臼杵っこガイド8名による石仏案内が行われました。

臼杵っこガイドとは、臼杵の歴史に関する講習を受け、ガイドとして認定された市内の小中学生です。

臼杵っこガイド

臼杵っこガイド

朝から、さわやかな秋晴れが広がり、石仏をゆっくり観て廻るにはもってこいの日曜日。

月に一度のオーガニック朝市「ひゃくすた」も開催され、集まった近隣の方々も、地元の子どもたちの活躍を頼もしく感じていたようです。

ラグビーワールドカップ期間中ということもあり、国内外の多くのお客様が訪れる中、臼杵っこの詳しい説明は、大変喜ばれておりました!

説明を聞いた後は、古園石仏の正面に広がる里の風景を眺めるのが定番となっています。今日は、コスモスがなびく度に変化ていくような光景に、お客様もいつもより長く足を止め、愉しまれているようでした。

臼杵っこガイドのみんな、ありがとうございました!
今後の活躍に期待しています!

石仏公園のコスモス

石仏公園のコスモス

描かれた阿弥陀如来様が繋いだ縁

油彩仏像画「臼杵石仏群 阿弥陀如来坐像」

油彩仏像画「臼杵石仏群 阿弥陀如来坐像」

ボランティアガイドさんから、お客様から届いた嬉しいお便りを見せてもらいました。

 滋賀県からお越しの、仏像の油彩画を趣味とされる植村様。
ホキ石仏第2群の阿弥陀如来様を描いた作品の印刷物が同封されておりました。

臼杵石仏との出会いは、図書館でご覧になった写真集。その造形の美しさに惹かれ描かれたそうです。

 写真撮影やスケッチを禁止するお寺が多いため、写真や印象で描くことが一般的なスタイルである仏像(臼杵石仏では、写真・スケッチ共に可)。

 植村様も、写真と想像により何と1年もかけて臼杵石仏を描かれたそうです。
大きさ、縦117cm×横90cmという大作。

岩の風合いや阿弥陀様の表情を拝見すると、細部に至るまで様々な想いを巡らせながら描かれたことや、仏像に対する愛着の深さが伝わってきます。また、観る者に油彩画で見る仏像の良さを伝え、「想像」という鑑賞方法を発見させる興味深い作品です。

 当作品は、滋賀県内の美術展で入賞されたそうです!現在は、京都市にある長圓寺に奉納されているそうで、大変有り難く感じております。

 臼杵石仏は、京都から来た仏師が彫ったと云われております。約千年の時を経て、関西から訪れたお客様によって描かれ、京都のお寺に奉納されたという阿弥陀如来様。

 仏教には、物事は全て影響を及ぼしながら成り立っている(諸法無我)、という考え方があります。この絵を眺めていると、仏様が作った一つの出会いが、人々の日常を豊かに繋いでいったことを感じ入るものです。

 みなさま、絵や写真と通して、石仏と出会ってみませんか?

大分大学の留学生が石仏見学に来ました!

ガイドさんの説明を聞きながら

ガイドさんの説明を聞きながら

大分大学の留学生30名が、いらっしゃいました!

中国・台湾・韓国・ハンガリー・ブラジル、と様々な国から集まった学生さん。初めての臼杵石仏ということで、ボランティアガイドさんの説明を聞きながら、4群をじっくり観て歩きました。

実際に足を運び文化を体験することは、異国の地で学ぶことの醍醐味でしょう。そうした場に臼杵石仏を選んでいただき、感謝いたします。

さて、感想をお聞きしてみました。
・臼杵石仏を通して、仏像や日本文化をより深く知ることができた。色の変化や、岩の形状と彫り方の関係など、説明を受けて、臼杵石仏の面白さを実感した。(ハンガリー出身)
・このように沢山の仏像を観て、圧巻だった。自分の住んでいる地域にも大きなお寺があり、東アジア文化圏の共通性を感じた。(中国:ハルビン出身)

みなさん、学びの地の文化に触れることで、日本文化に対する親近感を持たれたようでした。共に、大分の地で学ぶ期待の国際チーム。これからも、大分でのフィールドワークをたくさん経験して独自の研究に役立てて下さい。

みなさまの今後の世界中でのご活躍を61体の石仏と共に、願っております!

ラグビーWC、ウェールズの必勝祈願を行いました!

7月12日(金)、ラグビーワールドカップ・ウェールズの必勝祈願が石仏で行われました。

事前に、参加者を募ったところ、何と総勢約200名もの方にお集まりいただきました。
かわいらしい園児(カトリック臼杵幼稚園・臼杵保育園)約60名からなる、応援団も元気にご祈願してくれました!

法要の中で、ウェールズの講師陣の方々は、おでこに聖水をかける儀式(灌頂)を体験したり、園児たちと「ハイタッチ」を交わして交流を深めたりされました。



昭和電工ドームでの試合は、10月9日。
61体の石仏と集まったみなさまと共に勝利を願っています!

 

ヤゴがトンボに羽化!

※昆虫が苦手な方はごめんなさい!

蓮畑で、「ヤゴ」から羽化している最中の「オニヤンマ」を見つけました。

自然いっぱいの石仏周辺では、たくさんの生き物を見ることができますが、生体については知らないことも多いので、調べてみました。

まずは「オニヤンマ」という名前の由来から。

険しい鬼のような顔と大部分を占める大きな目、さらにはこのロープのような黄色と黒の縞模様が、鬼が履いているトラ柄のパンツを連想させる、ということからこの名前が付けられたようです。

体長は約11cm、日本で最も大きい種類のトンボで、幼虫は泥や砂の中で生活し3~4年かかって成長するそうです。

東京都では絶滅危惧II類に分類されているということですが、日本では北海道から沖縄まで、全国各地で見つけることできます。

外の世界に顔を出したばかりの大きな大きなオニヤンマ。

見た目とは裏腹に、今にも風に吹き飛ばされそうで、とっても弱々しく、今にもネコや鳥などから一瞬で食べられてしまいそうな、そんな印象を受けました。

普段飛んでいる時は、こんなに至近距離で見たり撮影することはできないので、とても貴重な機会でした。

臼杵石仏には、自然豊かな日本の原風景が広がっています^^

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