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国宝臼杵石仏公式ブログ

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(あなたの選ぶ)閻魔大王に託してみよう六道輪廻

 

真夏の裁判、閻魔大王はどなた?

真夏の裁判、閻魔大王はどなた?

暑い日が続きますね。

地獄の裁判を表すホキ石仏第1群地蔵十王像では、本日も熱い法廷が開かれている様子。
仏教では私たちは生死を繰り返しながら六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を彷徨い続けるとされます。これを六道輪廻といい、極楽浄土へ行く者だけがこのループを抜けることができます。

六道輪廻

六道輪廻

これらの決定は、死後七日ごとに開かれる裁判で下されます。
初七日や四十九日の法要という仏事はお馴染みですね。
裁くのは10人の裁判官、十王さまです。

中でも重要なのが、5回目に登場する閻魔大王。六道のどこに生まれ変わるかを決定するからです。

とすると、閻魔大王はどなたか気になるところです。臼杵石仏では十王の各名称が分かっていないので、見る人の直感に委ねるとしましょう。みなさま、次はどこへ生まれ変わりたいですか?あなたのみなす閻魔様に今のうちに託しておきましょう。

もちろん地獄行きの免罪を受けたい方は、地蔵菩薩へ。

地獄行きの免罪を受けたい方はこちら

地獄行きの免罪を受けたい方はこちら

真夏の参道、一部の熱いもみじが紅葉

真夏の参道、一部の熱いもみじが紅葉

 

タイサンボクの花びらプレート&ハートの進化形

散って乾燥したタイサンボクの花

散って乾燥したタイサンボクの花

 先日、お釈迦様の歯?のような白い花が咲いた、とお伝えしたタイサンボク。早くも花は散ってしまいました。連日の猛暑でカラカラに乾いていきます。これがなかなかいい味を出しているのです。
東南アジアの雑貨にありそうな、舟形のお皿のような。

 今朝は雨に濡れ半生の花びら、南国っぽい甘い香りがします。タイサンボクの芳しさは古くから珍重されているようで、香水にも使われているそうです。

 すっかり参道に馴染んでいるタイサンボク、姉妹都市キャンディーの町ではどんな表情をみせているのでしょうか?
さて、古園石仏に移動し公園を見渡すと、緑のハートが2重になっていました!内側の草刈りをしたのでしょうか?今だけの景色がここにもあります。古園13仏も「これまた初の浄土庭園風景ですな」なんておっしゃられているかもしれません。

進化形緑のハートが見える浄土庭園?

進化形緑のハートが見える浄土庭園?

お釈迦様の菩提樹ではないけれど、敦煌と臼杵をつなぐ菩提樹

 

事務所前の菩提樹

事務所前の菩提樹

6月になると、事務所前の菩提樹の木が白い小さな花を付けます。今は花が終わり、お数珠のような小さな実が揺れています。

お数珠の様な実

お数珠の様な実

この木は、1994927日に敦煌市と臼杵市の友好都市調印記念に植樹されました。
敦煌市は中国北西部に位置し、シルクロードの交通の要衝として栄えたオアシス都市。仏教文化も独自の発展を遂げ、多くの仏教遺跡があります。その代表格が莫高窟。岩壁に連なる洞窟には、約2400体の塑像(粘土で造られた仏像)が現存するという壮大さです。

臼杵石仏も古園石仏群の仏像下半身は粘土層であり、そこに岩をはめ込んで造られています。石仏と塑像の違いはあれど、少し共通点もありそう。

 さて、お釈迦様がこの下で悟りを開いたという菩提樹。しかし、中国では生育に適さないため、葉の形がよく似たシナノキ科の別の木を菩提樹と伝えたそうです。

石仏にあるのも、もちろん中国から渡って来たシナノキ科の菩提樹。
敦煌との友好の木という点では、この方が道理に適っていますね。

 仏教はインドからシルクロードを経て中国・日本に伝来する過程で変容していきます。菩提樹のように。

笑顔の閻魔大王、その理由は?

笑顔の閻魔大王、その理由は?

地獄の裁判

地獄の番人「閻魔大王」。

 仏教では、人は死んだ後、生前の罪について7日ごとに裁きを受ける、という考え方があります。初7日や49日の法要、と言われるのもここに由来します。

裁判官は10人おり十王像といいます。

 さて、重要なのが5回目の裁判。人の生まれ変わる世界は地獄から天まで6つあるのですが(六道)、5回目の裁判でどこに行くかほぼ決定するからです。この時の十王(裁判官)が閻魔大王。

 臼杵石仏ではホキ石仏第1群第4龕でこの「地獄の裁判」が毎日開かれております。どの方が閻魔大王かは分かりませんが。

また、地獄行きが決定した後も、救世主が現れます。中央の「地蔵菩薩」です。

 「神は仏の化身である」、という「本地垂迹」の考え方によると、閻魔大王(神)は地蔵菩薩(仏)の化身とされます。
臼杵石仏の十王様も厳しい裁判官であるのですが、なぜか笑顔で並んでいます。
救い主の地蔵菩薩様は厳しそう。
 優しい仏様が神となって現れたのだから十王像は笑っているのかも?閻魔大王の化身だから地蔵菩薩は強面なのかも?

笑顔の十王様、5回目の裁判官はどなた?

笑顔の十王様、5回目の裁判官はどなた?

みなさま、地獄の裁判を傍聴してみませんか?

タイサンボクの花

タイサンボクの花

タイサンボクの花

 石仏入口から参道を歩いていると、大木に咲いた白い花が見えます。
「タイサンボク」の花。

 この木は、スリランカ中部の仏教都市、キャンディー市と臼杵市の姉妹都市提携を記念して1967年に植樹されました。

 キャンディー市は、スリランカの仏教の聖地といわれ、街全体が世界遺産に登録されています。その中核をなすのは「仏歯寺」といわれる仏陀の歯(犬歯)が祀られる寺院です。

 仏陀の歯、お釈迦様の歯ですね。
臼杵石仏にも数体の釈迦如来像がありますが、歯は見えないようです。スリランカにあるから?

空高く咲く白い花、形よく広がる花びらを見ながら仏陀の犬歯を想像してみます。梅雨の晴れ間の参道にて、両市の交流が末永く続くことを願っております。

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