蓮畑、茎が伸びてきました
蓮畑の様子です。
茎が伸び、水面に浮かんでいた小さな葉っぱも影が映るほど高さが出てきました。
これから梅雨に入ると、葉っぱも大きく広がって太陽の光を浴びぐんぐん成長していきます。
蕾が膨らみ始めると、開花が待ち遠しくなるものです。第1輪目は毎年6月末に見られます。
一つ開けば次々と咲き、緑一色から濃いピンクが鮮やかに浮かび上がるともう仏の里は夏景色。
極楽浄土に広がるという蓮の花、古園石仏群の仏さま方も心待ちにしていることでしょう。
さて、満月寺の蓮の鉢も順調に育っていました。
こちらは、蓮畑より少し早く咲き始めます。
地域のみなさまやお寺のご住職の計画的な手入れにより、ある日突然咲き始める大輪の花。
開花まで、もうしばらくお待ちください。
「ちりあやめ」がお出まし~初夏のかわいい山野草
石仏入口からホキ石仏第2群に向かって歩いていると、足下に紫色の小さな花を見付けました。「ちりあやめ」です。
毎年、GW明けのちょっと落ち着いた参道に、登場します。
見た目はその名の通り、あやめのミニチュア版。
見過ごしてしまいそうな小さな花ですが、一たび目に入るとその可憐な姿に魅せられることでしょう。
見付け方は、紫陽花の根元を見ながら進むことです。仄暗い草むらでも、鮮やかな紫色が意外と目に付くものです。
みなさま、石仏にお越しの際は入口からホキ石仏第2群に向かう参道沿いで、ちりあやめを見付けてみませんか? 来週末あたりまで出会えそうです(朝10時頃には開き、夕方陽が沈むと閉じます)。
蓮畑の田起こし~大日如来様もご覧になっている?
冬の間眠っていたような蓮畑。
2日前から水を入れ始め、本日は耕運機で畑を掻く作業を行っております。
これは、こぼれ種に傷を入れ、芽が出易い状態を作る工程です。
枯れて干からびたガクが水面に浮いている一方で、水の中では生命力をたたえた種が出番を待っているのですね。
古園石仏群からもその様子が伺えます。伏し目がちな大日如来様も「今年も極楽浄土の庭園作業が始まったな!」とご覧になっていることでしょう。
7・8月に一面に美しい蓮の花を咲かせるためには、計画的に準備をする必要があります。
蓮畑の年間スケジュール
(花が終わった後の作業)
- 10月頃、水を抜く(畑によって抜かないところも)
- 水気がなくなったら、枯れた花やガクを片付ける
- 4月、水入れ後、田を耕運機で掻き均す(田起こし)
この間に、肥料を与えたり、カモの管理をしたり、猪が入らないように柵を付けたり・・・と年中お世話をすることとなります。
さて、今日の成果は、6月初旬にきっと表れるでしょう。泥のような水面に青く尖った芽がぴょこりと。
その時まで暫くお待ちください。
芝桜情報④ ※雨に打たれて一休み&新緑に芽吹く仁王像
本日の芝桜です。
先日の雨に打たれて、まだ立ち上がり切っていない様子。
早く陽射しが戻ってきますように。
さて、新緑の季節になると気になるのが、満月寺前の仁王像。鼻が欠けながらも意気揚々と立つ、哀れさにも可笑しさをたたえる味わい深さが魅力です。
新芽が芽吹くようになると、胸の辺りと頭の上にぴょこんと緑が!
仏さまながら、生命力を感じてしまいます。
みなさま、石仏にお越しの際はこの時期ならではの仁王様に会ってみませんか?
新緑の季節をちょっと変わった角度から楽しめますよ!
芝桜情報③ ※「念ずれば花開く」か?
本日の芝桜です。相変わらず、隙間が多い状況です。
今年追加したビニールの中を見ると、各穴から新たしい花が頭を出しています。
頑張って成長しているのですね。
さて、石仏公園を歩いていると、丸く刈り込まれたツツジが綺麗に花を咲かせていました。
心の小径に立つ、石碑の「念ずれば花開く」という言葉が心に響きます。
芝桜にもきっと届いているはず。