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国宝臼杵石仏公式ブログ

暖かな雨に輝ける裁判~色の出方は様々

1/13の様子です。 突然の暖かな雨に、石仏はよく発色しております。午前中はそれほどでもなかったのですが、夕方は鮮やかな仏があちこちで見られました。

 さて、地蔵十王像も黒く朱く染まり、何だか賑やかな裁判が行われているようです。

 よく見ると、十王様の色の出方は十人十色?
白っぽいままのお顔もあれば、黒っぽく艶やかな方もいます。

ゆったりと着こなす道服も、黄色がはっきり出ている方からほとんど黒服の方まで様々です。

 この龕が鮮やかに発色するのは、岩が硬質であるからです。水分の吸収率が低く風化が遅れたのでしょう。造立当時は「黒・白・黄・赤・緑」の5色が施され、またそれらを混合させて金色や橙色を模した色も付けられていたとか。

 こんな日は遥か昔の石仏を想像したくなります。

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