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朝と夕は別の顔~酔芙蓉

朝は白、9時

朝は白、9時

 石仏を流れる小川に美しく酔芙蓉の花が咲く季節になりました。
一日の内に花びらの色が変化する不思議な花です。

 朝は真っ白。昼過ぎからだんだんピンク色に変わり夕方には濃い桃色に染まります。まるで、別の花のようです。

 色が変化する理由は、花弁の中にあるアントシアニンという色素の働きにあるそうです。
この色素を合成する酵素が気温が高いほど活性化するため、時間が経つにつれて色付くというわけです。

少しピンク色に変わってきた13時

少しピンク色に変わってきた13時

近付いて見ると、13時

近付いて見ると、13時

 色の変化をお酒に酔って顔が赤く染まる様子に例え、「酔芙蓉」という名前が付けられたそうです。暑さに強く、主な生息地は四国・九州・沖縄。今宵は日本酒も焼酎もたしなむのかな?朝には白に戻るのですから、二日酔いはないのでしょうね。
花言葉は、正に「心変わり」。逆に「幸せの再来」というものも。色の変化を「移り行く」と見るか「戻って来る」と見るか、なかなか面白いものです。

 蓮が終わった後、彼岸花まではあと少し、というこの時期に咲く不思議な花の紹介でした。

濃い桃色に染まった17時

濃い桃色に染まった17時

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