11/26(土) 保存作業現場公開&うすきっこガイドのお知らせ
紫外線照射 保存作業現場公開のお知らせです。
◆日にち 2016年11月26日(土)
◆時間 9:30〜13:30
※今回はホキ石仏第1群です。
毎回大好評の現場公開で、参加された方から大変喜ばれています。
普段は立ち入りが禁止されている、柵の中に入っての見学となります。
作業スタッフが丁寧に説明をしてくれますのでとても分かりやすいです。
文化財保全の現場を間近で見ることができる貴重な機会です。
ぜひ、一度ご覧ください。
また当日は、 うすきっこガイドが石仏内を案内します。
うすきっこガイドとは、『臼杵大好き臼杵っこ検定』 で90点以上をとり
うすきっこガイト講習を受け認定された、小中学生です。
9:30〜11:30
石仏を訪れたお客様に、少しでも石仏のことを知って頂こうと、
子ども達が案内を頑張ります。
こちらも是非聞いてみてくださいね!
【紫外線照射について】
臼杵石仏は、自然環境の中にあることで劣化しやすいため、毎年保存作業を行っております。
石仏が彫られている岸壁は、約9万年前に阿蘇山噴火の際、
流れてきた溶岩や火山灰が冷え固まってできた 阿蘇溶結凝灰岩と呼ばれるものです。
これらの岩肌は、水分を多く含み柔らかいため、コケやシダが生えやすく
放置しておくと傷付いてしまいます。
そこで、定期的に除去する作業が必要となります。
このために行われる作業がです。 紫外線照射です。
湿気の少ない秋から冬にかけて、岩に害のない紫外線を当て、付着した植物を枯死させた上で取り除きます。
これは、臼杵石仏で開発された国内初の画期的な技術です。
今後も臼杵石仏をより良い状態で後世へ伝えていくため、保存作業を進めていく方針です。
期間中は機械を設置し担当者が作業を行いますので
観覧に来られたお客様にはご迷惑をおかけすることと思いますが、文化財保護のためにご理解とご協力をお願いいたします。