仏さまの視線で見る桜
暖かな雨の中、参道の桜が美しく咲いてきました。
これから、あっという間に満開を迎えそうです。
切ないような、わくわくするような別れと出会いの季節と共に。
ところで、仏さまも桜を愉しんでいるのでしょうか?
極楽浄土には一年中「蓮の花」が咲いているようですが、この季節は桜を愛でてほしいものです。
ということで、仏様と同じ視線で桜を観てみましょう。
まず、ホキ2群の阿弥陀如来さまから見ると。
階段に沿って咲く桜が横目に見えるようです。隣の勢至菩薩さまと桜を愛おしく眺めているのかも。
次のホキ1群では、地蔵十王像11(人)組からの眺め。ふんわりと咲く花の枝先がすぐそこに。
本日の地獄の裁判、桜に免じて執行猶予付きとしましょうか?
地元の仏師作といわれる山王山の三方からの眺めは、高台からの美しい春景色。
みなさま、仏さまの目線で桜を愉しんでみませんか?その穏やかな心に近づけるかもしれませんよ。