笑顔の閻魔大王、その理由は?
地獄の番人「閻魔大王」。
仏教では、人は死んだ後、生前の罪について7日ごとに裁きを受ける、という考え方があります。初7日や49日の法要、と言われるのもここに由来します。
裁判官は10人おり十王像といいます。
さて、重要なのが5回目の裁判。人の生まれ変わる世界は地獄から天まで6つあるのですが(六道)、5回目の裁判でどこに行くかほぼ決定するからです。この時の十王(裁判官)が閻魔大王。
臼杵石仏ではホキ石仏第1群第4龕でこの「地獄の裁判」が毎日開かれております。どの方が閻魔大王かは分かりませんが。
また、地獄行きが決定した後も、救世主が現れます。中央の「地蔵菩薩」です。
「神は仏の化身である」、という「本地垂迹」の考え方によると、閻魔大王(神)は地蔵菩薩(仏)の化身とされます。
臼杵石仏の十王様も厳しい裁判官であるのですが、なぜか笑顔で並んでいます。
救い主の地蔵菩薩様は厳しそう。
優しい仏様が神となって現れたのだから十王像は笑っているのかも?閻魔大王の化身だから地蔵菩薩は強面なのかも?
みなさま、地獄の裁判を傍聴してみませんか?