臼杵石仏で実際に見る仏像の基本
秋に入り、臼杵石仏には県内の小中学生を中心に修学旅行生が来てくれるようになりました。
事前に、仏像について学習している子どもたちも多く、実物を目の前に「あ!仁王像だ!」、「如来がたくさんいるけど、顔がみんな違う!」といった声も聞こえてきます。
仏像を知る上でポイントとなるのが、4つの種類とその役割です。
悟りを開いた「如来」、修行中の「菩薩」、怖い表情で人々を仏の世界へ導く「明王」、仏の世界を護る「天部」。
臼杵石仏では4種類全てご覧になることができます。実際に、それぞれの仏像の役割を考えながら丁寧に見ることで、印象も変わってくることと思います。配置からもストーリーが見えてくるかもしれません。
また、開催中の「美仏総選挙」の候補者に注目しながら見ていくのも、よい方法ですね。
この秋、仏の世界に一歩近づいて、石仏巡りを楽しんでみませんか?