想像の眼で観る「金剛力士立像の阿形」

金剛力士立像
古園石仏入り口に立つ、2体の金剛力士立像。
古園石仏群を護る、頼もしいガードマンの役割を果たす仏様です。
阿吽(あうん)の呼吸、と称されるように、2対の像がペアとなっています。
姿をよく留めている右の吽形に対し、左の阿形は欠損が激しく全体像がなかなか把握できません。
しかし、阿形の下にある4つの岩をじっくり見るうちに、本来の姿を思い描くことができるかもしれません。
これらの岩は、阿形の崩落した一部です。
左の2つが頭部と腹部、向かって右の岩が腰から下と足の部分でしょうか?

頭部分の岩
頭部分の中心に空いた丸い穴を鼻の跡と見ると、斜め右上にある窪みが眼の跡?
更に斜め上にあるとがった部分は、角の跡の様にも見えます。どうでしょう?吽形によく似た勇ましい表情が浮かんできましたか?
見る人によって、別の見方もできると思います。
想像の余地が多い分、オリジナルな鑑賞ができるのも楽しいものですね。