造営当時の色
あいにくの雨ですが、久々の雨は恵みの雨でもありますね。
条件がそろわないと見られない濃く鮮やかな造営当時の色、今日も見ることができました。
阿蘇凝灰岩でできた磨崖仏表面は、他の岩よりも乾きやすく、特に冬場は乾燥している為、普段はかなり白っぽく見えます。
この濃い赤や黄色は雨が降れば必ず見られるというわけでもなく、気温や湿度など、様々な偶然が重なり浮き出てくる、造営当時の色彩です。
普段は晴れた日の石仏を見る方が多いかと思います。
臼杵市は二王座歴史の道の石畳など、雨が似合う町でもあります。
雨の日の石仏、是非お越しくださいね!
愛染明王もきれいにくっきり浮き出ていましたよ!