第13期生 臼杵っこガイド誕生
新緑の石仏で、「臼杵っこガイド」の卒業試験が行われました。
<臼杵っこガイドとは>
臼杵市教育委員会では毎年、臼杵の歴史に関する検定「臼杵っこ検定」を実施しています。上級合格者のうち希望者は、臼杵石仏についての講習を受けることができます。この講習で認定されると、臼杵っこガイドとして臼杵石仏で案内することができます。
本日、試験に挑んだのは、臼杵市内の小学生6名。
4回の石仏での講習を経ての卒業試験です。
1人ずつ、4群の中から一か所を選び、審査する先生方の前で説明を行いました。ガイド資料は、自分で作成したオリジナルなもの。
臼杵石仏の説明のポイントは、「いつ・誰が・何のために」という3大謎を客観的に解説することにあります。
文献が残されていないため、美術史的・考古学的・歴史的観点から、推測されることを紹介していく、という方法です。
ともすれば、一様になりがちな説明を「自分なりに捉えた視点」を織り込むことで、聴く者の興味を惹き、説得力のあるものにすることが、ガイドの手腕です。
さて、本日の受験生たちも、独自の感性と3大謎を上手に結び付けて、オリジナルな解説を行ってくれました。
また、鑑賞のポイントとして、大日如来像の顔の造形美に触れる際、彫り方にまで言及することで、美術的評価の高い理由が自然と理解されるような工夫もあり、レベルの高いものとなりました。
結果は、6名全員合格!おめでとうございます!
今後の活躍に期待しております。