蓮情報㉙ ※蕾からガクまで3世代同居の蓮畑
先日お伝えしたように、満開の見頃は過ぎた蓮畑。
茶色い花托や半分枯れた葉も目立つようになりました。
そうした中、ふんわりと咲く大輪の花を見付けると、貴重な景色を見たような気分になるものです。
今、目立つのは若い花托。弾力性のある丸い緑の頭が勢いよく立ち並んでいます。
枯れると表面にハチの巣状の穴が現れますが、その穴の一つ一つには「種」が詰まっています。この種、「蓮の実」と呼ばれ蓮の実ご飯やデザートなどに用いられています。
また茶褐色に乾燥させた花托は、生け花の花材としても人気のあるものです。
さて、蕾から花、花托まで3世代が同居する7月末の蓮畑。この景色もこの時期ならではのものです。
隣の広場には、早くも彼岸花がぽつりぽつりと咲いていました。
猛暑が続きますが、季節は確実に移り変わっていくものですね。