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9/10(土)第3回 「石仏観て歩き」のお知らせ

 —突然ですがあなたは知っていますか?

・ホキ石仏の「ホキ」とはどういう意味?

・石仏と磨崖仏の違いは?

・「国宝」とは言うけれど、いったいどれがいくつ国宝なの?

・石仏とうすき竹宵の関係は?

・石仏よりも早く国の重要文化財に指定されて、日本で2番目に古いのにも関わらず
 ほとんど知られていない五輪塔とは?

・通称ウルトラマンと呼ばれる「木原石仏」とは?

・まだ何もなかった時代、石仏を世に広めた人は誰?

これらが分からなった臼杵市民のあなた!
是非、明日行われる「石仏観て歩き」にご参加下さい!

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◆日時:2016年9月10日(土) 9:30〜 
   (毎月第2土曜日の開催です)
◆集合場所:臼杵石仏事務所 チケット売り場前
◆参加料:無料
  ※臼杵市以外の方は別途入場料が必要です
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だんだん涼しくなり、秋らしくなりましたね。
今月も第3回となりました、石仏観て歩きが行われます。

近くにあっていつでも行けるからこそ、なかなか行く機会のない臼杵石仏。

自分で見るだけでは分からない石仏の面白い部分をガイドさんに教わりながら
秋の里山をのんびり歩いてみませんか?

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※10月7日追記 答えをご紹介します。

・ホキ石仏の「ホキ」とはどういう意味?
  →「崖」という意味のある小字名です。
   漢字では「岸險」と書きます。

・石仏と磨崖仏の違いは?
  →「石仏」は石や岩に彫られた仏像のことを広く言います。
   大きさにもよりますが、基本的に持ち運び、動かすことが出来ます。
   「磨崖仏」とは、岩肌に彫られていて後ろがくっついています。
   その為、屋外にあることが多く、動かすことはできません。

・「国宝」とは言うけれど、いったいどれがいくつ国宝なの?
  →臼杵石仏では、敷地内ほぼすべての仏様が
   国宝の指定を受けています。
   入口より順番にホキ2群に18体、ホキ1群に25体、山王山に3体、
   古園石仏に13体、合計59体の仏像が国宝となっています。

   
・石仏とうすき竹宵の関係は?
  →今では有名な「うすき竹宵」ですが、
   臼杵石仏を彫らせたと言われる真名野長者伝説を再現した
   臼杵市最大のお祭りです。
   真名野長者夫妻の娘、「般若姫」が都へのぼる途中で亡くなってしまい、
   その供養のために臼杵石仏が彫られたと言われています。
   般若姫の御霊が臼杵へ里帰りするには足元が暗いだろうと
   竹のぼんぼりに火を灯しました。
   中でも般若姫行列は、真名長者などが般若姫の御霊を迎える様子を
   再現したもので、この祭の中心行事となっています。

・石仏よりも早く、国の重要文化財に指定されて、日本で2番目に古いのにも関わらず
 ほとんど知られていない五輪塔とは?
  →臼杵石仏の上、日吉神社からもう少し上った所に
   「五輪の塔」という2基の石造の塔があります。
   年号が入っているものでは日本で2番目に古く、
   承安二年(1172)の刻銘があります。平清盛の全盛の頃の平安後期に
   造立されたものです。

・通称ウルトラマンと呼ばれる「木原石仏」とは?
  →石仏公園の向かいに満月寺というお寺があります。
   その入り口に地に膝まで埋まった仁王像があります。 
   近隣の人々からは「ウルトラマン」の愛称で親しまれています。
   両像とも鼻が削りとられていて、煎じて飲むと病気が良くなると
   信じられていました。

・まだパソコンや携帯電話など何もなかった時代、石仏を世に広めた人は誰?
  →日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏の父、
   京都帝国大学で教授をしていた小川琢治氏が学界で発表したことで
   臼杵石仏は広く知られる事となりました。
   小川氏が臼杵石仏を訪れるきっかけとなったのは、臼杵市出身の彫刻家、
   日名子実三氏(日本サッカー協会のマークのデザイン者)が小川氏に
  「自分の故郷にはすごい彫刻がある」と臼杵石仏の写真を見せたことが始まりです。

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