MENU

保存作業現場を一般公開をします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四群の磨崖仏のうち、今回はホキ石仏第二群での保存現場作業を公開します。

<日時>
1月26日(土) 10:00〜15:00

<公開内容>
・紫外線照射による、磨崖仏表面の着生生物の枯死、及びクリーニング作業
・紫外線を照射した後の枯死させた着生生物をピンセットや竹串、ハケ等を使用して
手作業で除去している様子

<受け付け>
臼杵市深田 国宝 臼杵石仏内 ホキ石仏二群前
 ※予約は必要ありません。受付時にカードをお渡しします。

雨天決行、参加費は無料ですが、臼杵石仏入場料を頂きます。


臼杵磨崖仏群は、今から約9万年前、熊本の阿蘇山が噴火した際に、
流れてきた火砕流が冷えてできた阿蘇溶結凝灰岩という地層に彫られています。

この岩質の特徴は、大変柔らかく水分を多く含むという性質を持っています。

このため、地衣類などが生えやすく、岩の表面(彫刻面)をいためたり
鑑賞の妨げになるなどの悪影響を及ぼしてしまいます

磨崖仏のクリーニング作業は、紫外線の照射により、
地衣類(コケやシダなど)を枯死させた後に手作業による除去を行います。
この作業は、臼杵石仏で技術開発され
現在国内でもここでのみ施工されている方法です。

臼杵市では、この貴重な文化財である 『国宝臼杵磨崖仏』 を、
より良い状態で後世に伝えていくために様々な保護保存を行っていますが、
今回もその一環です。

臼杵石仏の魅力はなんと言っても木彫りと見紛うほどのお姿にあると思います。

仏様に施された彩色を間近でじっくりとご覧いただき、貴重な文化財を当寺の人々の
祈りの心と共に後世に伝えようと努力する保存作業をゆっくりご覧下さい。

普段はなかなか見ることのできない、
石仏群の柵の中に入っての見学となります。

この機会に是非一度保存現場の様子を見学してみてはいかがでしょうか?

TOP