色付く磨崖仏~紅葉一足前に

一色濃い山王山石仏の釈迦如来さま
本日は朝から気温も湿度も上がり、景色は秋ですが蒸し暑い一日を迎えております。
この様な日は、石仏の本来の色が発色して一色濃い仏さまに会える石仏日和です。
まず、ホキ石仏第1群第1龕のいつもは控え目に見える如来さま。今日は優しい表情がよく伺えます。

ホキ石仏第1群第1龕の如来さま
1龕と2龕の間にいらっしゃる愛染明王さまも、存在感が増しています。

愛染明王さま
2龕の彫の深い3体の如来さまは、いつにも増してインパクトが強く、仏としての威厳を漂わせておられました。

ホキ石仏第1群第2龕の如来さま
さて、山王山石仏に上がると、こちらも湿った岩肌が仏さまの陰影を深めています。
子どものように無垢な表情と言われる中尊のお釈迦さま。赤く分厚い唇に太く素朴な眉、少し反り返った大きな耳、といった特徴がはっきりうかがえます。

山王山石仏の中尊、釈迦如来さま
古園石仏の高台から公園を眺めると、稲刈りを終えた田んぼに藁を束ねた「藁苞(わらづと)」が並んでいました。昔から続く村の風景です。地域の方の話では、昔はこの中に生姜を保存していたそうです。

収穫後の田んぼ、藁つどが並ぶ
紅葉にはまだ早い秋半ば、仏さまは一足早く色付いております。
湿度と気温の高い日、お時間がありましたら紅葉する仏様に会いに来てみませんか?