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国宝臼杵石仏公式ブログ

国宝指定から30周年~「磨崖仏」で在り続ける臼杵石仏

30周年記念の、のぼりができました

30周年記念の、のぼりができました

 今月、臼杵石仏は平成7年の国宝指定から30周年を迎えております。

平成5年に大日如来さまの頭が繋がり、2年後に国宝に昇格、その後ますます多くの方が訪れてくれるようになり現在に至ります。

国宝指定前の大日如来さま

国宝指定前の大日如来さま

 30年間といえば、人生・友情・愛情・事業活動・・・・何事につけても変化が起こり、存続しているということだけでも感慨深いほど長い期間です。
石仏でも台風や大雨、地震といった災害からコロナ禍まで様々な出来事がありました。
この度無事30周年を迎えることができるのも、みなさまが親しみを持って、支え続けていただいたおかげです。
改めて感謝いたします。ありがとうございます。

 
さて、臼杵石仏の国宝としての正式名称は「国宝臼杵磨崖仏」といいます。
「国宝臼杵石仏」という施設名は、親しみやすさを込めた通称です。

 こうした2つの名前があることから、石仏と磨崖仏の違いについて尋ねられることがあります。
石でできた仏さまを「石仏」、その中でも岩に彫られた仏さまを「磨崖仏」といいます。

臼杵石仏は全て岩肌に彫られているため、「石仏」の中でも「磨崖仏」にあたります。
横から見ると、背中も頭も岩から伸びて?いる不思議な仏さま。平安の昔からずっとこの地を護り続けてこられたのも、自然の中で動かず動かされずに在る磨崖仏であることが理由の一つだといえるでしょう。

岩肌から伸びている?背中が岩にくっついています

岩肌から伸びている?背中が岩にくっついています

山王山も磨崖仏

山王山も磨崖仏

これからも、磨崖仏である臼杵石仏をよろしくお願いします。

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