菜の花&河津桜が美しい、春のお彼岸
昨日までの寒さも去り、臼杵石仏ではうららかな春分の日を迎えております。
今年の春のお彼岸は、3月17日(月)~23日(日)です。
昼と夜の時間が等しくなるとされる春分・秋分の日には、ホキ石仏第2群第2龕(九品弥陀)の真ん中の阿弥陀如来さまの額に朝陽が射す、という現象がみられます。
この日は、太陽が真東から上り真西に沈むとされ、太陽の軌跡を人生になぞらえると此岸と彼岸を結ぶ直線が最短距離となり、この世とあの世が最も近づく日とされます。
臼杵石仏で最も西に位置するホキ石仏第2群は、彼岸の中でも真西に位置するため、ここの阿弥陀様の額にまず朝日が射すのでしょう。因みに、向かいの満月寺方面が東にあたり、その間にある石仏公園には昔、三途の川に当たる池がありました。
こうした構造を「浄土庭園」といいますが、京都には臼杵石仏が造られたとされる平安時代後期に多数見られたそうです。
現存するものは、浄瑠璃寺だけとなりましたが。ここにも立派な九品仏がいらっしゃいます。
さて、石仏の斜面を黄色く染める菜の花も咲き広がってきました。
国道沿いの河津桜も見頃が続いております。