浅い秋の深い落ち着き~暖かな10月の石仏
本日も10月半ば過ぎらしからぬ、暖かさが続いています。
そうした秋まだ浅い石仏にも、ゆっくりとコスモスやフジバカマ、秋の山野草が姿を見せるようになりました。
毎年、旅する蝶々「アサギマダラ」が飛来するフジバカマの花ですが、参道に向かう川沿いに咲いています。落ち着いた紫色が薄い秋の陽射しによく映えます。
公園のコスモスもよくやく咲き始めました。まだ2分咲ほどですが、これから秋が深まるにつれて咲き広がっていくことでしょう。
さて、ホキ石仏第1群に入ると、お上向きの顎から経を唱えているように見える第1龕の3体の如来さまに迎えられます。静寂の中の動を感じます。お隣は顎をぐっと引き、威厳に満ちた表情で安心感を与えてくれる2龕の如来さま方。力強さは落ち着きの中に込められているようです。
枯れ野の紫、静と動の物語る石仏、みなさま浅い秋の深い落ち着きを感じて石仏を巡ってみませんか?