クリスマス・イブの朝、ひと時の館内石仏
本日は、10時30分過ぎまでホキ石仏第1群・2群のシャッターが降りた中で観覧いただいておりました。
臼杵石仏では、仏体の凍結防止のため、午前9時を過ぎても外気温が1℃を上回らない間は、シャッターを降ろして温度管理を行っております。
外気温とは、各群の傍に設置された温度計の数値です。
中が暖かければいいかというと、そうではありません。シャッターを開けると外気が入ってくるため、やはり外気温が上がるのを待って開けることとなります。
陽当たりのよい古園石仏群は比較的温度が高く、9時30分にはシャッターを開けることができ、仏さまも朝陽を浴びておりました。外側の温度計は2℃、中は3℃でした。
シャッター内で観る石仏は、普段とはどことなく異なる気がします。
観る方も室内に入って肩のこわばりが解れてほっとしますが、仏さまも安心して過ごされているような。
ほの暗い空間で細く昇る線香の煙も存在感があります。石仏も味わっているのかな。
また、光が遮断されるため陰影が深く見え、躰の丸みやお顔の凹凸がいつもよりはっきりと感じられます。
クリスマス・イブの朝、ひと時の館内石仏。
さて、10時30分を過ぎようやくホキ1・2群のシャッターも上がりました。
外は快晴。石仏にいつもの朝がやってきました!