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国宝臼杵石仏公式ブログ

鐘撞き堂から響く、石仏の声

 晩秋の石仏公園は、石碑に刻まれた言葉を読みながら散策したり、祈りの回廊の巡礼地でもある満月寺を訪れたりするのに相応しい落ち着いた魅力があります。

満月寺の境内

満月寺の境内

祈りの回廊のスタンプ

祈りの回廊のスタンプ

満月寺

満月寺

そうした中、時おり響き渡る鐘の音を聞くと、心に安らぎが広がってくるものです。これは、満月寺奥の鐘撞き堂から鳴らされる音です。
お寺の鐘には、2つの大事な役割があるそうです。
まず、時を知らせること。
かつては、朝夕の鐘の音を聞いて仕事の区切りを付ける、など人々の暮らしに活用されていました。

 もう一つは、人々に「仏さまの声」を届けること。
鐘の音を聞いた人々が苦悩から解放されて穏やかな気持ちに包まれる、というものです。大晦日の除夜の鐘もこの意味で使われているのですね。

 さて、満月寺奥の鐘撞堂は、どなたでもご自由に撞いていただけます。

自らの手で奏でた音を全身で感じ入るのも、誰かの鳴らした響きを有難く受けるのも、心に落ち着きと安らぎを与えてくれそうです。

 みなさま、紅葉の進む臼杵石仏で梵鐘の音に出会ってみませんか?

 

石仏公園から眺める古園石仏

心の小径の石碑

心の小径の石碑

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