「ホキ」って何ですか?
「ホキって何ですか?」
臼杵石仏で最も多く受ける質問です。
深い田んぼの崖の中、自然の形態を表したグループ名ですね。
日本語には珍しい響きから、不思議な感覚を与えるのでしょう。
山や谷では切り立った崖、川では流水の衝突する川崖に付けられています。「ホケ・ボケ・フキ・フケ」等に転化したものもあるとか。
山や谷では切り立った崖、川では流水の衝突する川崖に付けられています。「ホケ・ボケ・フキ・フケ」等に転化したものもあるとか。
中国・四国・九州に多く分布し、四国は吉野川の「大歩危・小歩危」は有名ですね。お隣、熊本県の阿蘇には「保木ノ本」があります。
地名には危険を知らせる役割もあり、「ホキ」もその中の一つとされています。
そんな場所に石仏が並んでいるのは、何とも有り難いものです。
900年もずっと護られている、深い田んぼの崖の中。
みなさまのお近くにも神社仏閣に護られている「ホキ」、ございますか?