地元の歌人が詠んだ山王山の釈迦如来像
石仏を案内するガイドさんが山王山を詠んだ短歌です。
「真下より仰げば吾に迫りくる 童顔なれど釈迦の微笑み」by Mr.Sayo
山王山石仏は地元の仏師の手による作とされ、素朴で親しみ易い、と言われることが多い仏様です。中でも中尊の釈迦如来像は「子供のような表情」が魅力とされます。
子どもには将来への希望があります。
観る者にとって、そうした明るい活力を与えてくれる山王山のお釈迦様。
この歌は、階段を上りだんだん近づいていくにつれ、かわいらしい童顔という印象から、厳しい修行に耐え悟りを開いた仏としての奥深い微笑みをたたえている、という印象の変化と感慨を詠んでいるのでしょう。そういう想いも湧いてくるのです、この山王山では。
みなさま、臼杵石仏を巡りながら歌を詠んでみませんか?また、この場で紹介してよろしい作品がございましたら、ぜひお寄せください。