冬枯れの石仏の里にも春の息吹
本日も石仏は、白い朝から始まりました。
田んぼも川沿いの道も霜が降り、凍てつく冬景色。石仏公園に広がる4~5月に芝桜が咲く一帯も、まるでモノクロ写真のような薄墨色です。
花株たちよ、霜柱に負けないでね!
石仏入口の田んぼに立つ、「深田の鳥居」も正に冬バージョン。
足下に咲く草花によって四季折々の風景が楽しめるのですが、冬枯れの田を舞台に孤高に立つ姿も、味わい深いものです。
昼にかけて陽射しが注ぐようになると、景色も明るく一変。お客様の足取りも弾み、宝探しの冊子を手にしたグループの姿もあちこちに見られるようになります。咲き始めた菜の花が目に入ると、小川も活き活きと見えるもの。
「大寒」のこの時期、1本1本と草花に息吹が芽生える小さな変化にすら、新しい季節を感じてしまいます。
深田の鳥居も、何もない冬からの変容は特に印象深いものです。春の衣装をまとった姿をお伝えできる日まで、もう暫くお待ち下さいね。