日吉神社の鳥居vs日本・世界の出来事
こんにちは!4月も後半、澄んだ青空がとっても気持ちいい臼杵市です。
今日は石仏内にある、日吉神社の入口の鳥居についてご紹介します。
写真で確認できるかな?と思うのですが、この鳥居には「天明五年」という文字が刻まれています。
天明とはいつごろなのか調べてみると、西暦で1781年~1789年とのこと。
日本の元号では、安永→天明→寛政と続き、この時代の天皇は光格天皇、江戸幕府将軍は徳川家治、徳川家斉でした。
天明5年は西暦では1785年、今からなんと235年も前!
この付近の出来事を調べてみましたよ!
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1774年 杉田玄白 解体新書を刊行
1776年 アメリカ独立宣
1781年 天王星が発見される
1783年 イギリスがアメリカ合衆国の独立を承認
〃 浅間山大噴火
1785年 天明5年 日吉神社に書かれた年号★
1787年 松平定信 寛政の改革
1789年 ジョージワシントンがアメリカの初代大統領に就任
〃 フランス革命
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アメリカがイギリスから独立し、ワシントンが初代大統領に就任した頃、日本では、三大改革の一つと呼ばれる「寛政の改革」が行われ、この臼杵の深田の里では、写真の鳥居が現在の場所に設置されました。
235年前の臼杵は、稲葉一族が臼杵を統治ししていた頃で、臼杵城跡を中心に、迷路のように曲がりくねった今の臼杵の街並みの大部分は、この稲葉の時代に形成されたそうです。
歴史の授業で習ったような出来事と臼杵を比べてみると、また見方が変わっておもしろいですね!