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国宝臼杵石仏公式ブログ

苔のお話。

苔

ここ数年、苔が流行っているのをご存知ですか?

苔は「わびさび」という日本人特有の美意識と結び付けられることも多く、苔と共にきれいに手入れされた庭や、苔でむした寺院などを観ると心が和んだりする人も多いと思います。

最近では小さな瓶に入れて、インテリアとして楽しんだり、コロナ真っ只中のストレス社会で、鮮やかな緑に癒しを求める人も多いのだとか。

お手入れがラクというのも魅力の一つのようです。

臼杵石仏にもたくさんの苔が生えています。

雨の日は参道や階段が苔で滑りやすくなったり、仏像本体に生えている苔やシダなどは、仏像を痛めてしまうので、定期的に除去する作業が行われています。

臼杵石仏での「苔」は少なからず、私たちを悩ます問題でもあるのですが。笑

いつか来られたアメリカのお客様に紫外線照射について尋ねられた時に、ひどく悲しまれたことがあります。
「苔が生えているとうことは、雨の日も風の日も長い時間ここに変わらずずっとあったという証拠なのに、なぜそれを除去してしまうのですか?」と。

その方が住んでいるアメリカの街は、一年を通して湿度が低く、苔を見ることはほとんどないそうで、参道にあるたくさんの厚くなった苔を見て感動していました。

仏像が彫られている岩が脆く弱い事、日本の大切な宝として未来に残していく作業の一環だということ…などを説明すると納得して頂けました。

ひとくくりに苔としても、人々の癒しになったり嫌がられたり…

着目点を変えるといろいろな意見や考えがありますね^^

苔

苔

苔

苔

苔

苔

苔

苔

写真は全て臼杵石仏で撮影したものです。

よく見ると一つ一つ種類が違うのがよく分かり、愛着も出てきます。笑

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