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国宝臼杵石仏公式ブログ

「私はどこでしょう?~台座に乗った足だけの広目天様」

臼杵石仏には61体の石仏がありますが、身体のほとんどを失っている「見えない石仏」も数体あります。
今回は、その中の一つ「広目天」をご紹介します。
場所は、ホキ石仏第2群第1龕。

ホキ石仏第2群第1龕

ホキ石仏第2群第1龕

 ヒントは足。台座にちょこんと乗った足だけ残っています。

見えましたか?勢至菩薩側(向かって左)の端っこです。
むっちりした指も彫られています。

台座に乗った足

台座に乗った足

広目天は、仏を守る神(四天王)の一つ。特殊な力を持った眼であらゆるものを見通す、という意味で「広目天」と名付けられました。
千里眼で仏様や人々を敵から守る見張り役というとこでしょうか。

 特徴は、鋭い眼光に、手に持った筆と巻物、存在感ある足。筆は報告書を書くため、足は邪鬼を踏みつける力強さを表すものです。
今は亡き姿、想像できたでしょうか?

 姿はなくとも、極楽浄土を表すホキ石仏第2群に阿弥陀如来・2つの菩薩の守護神として配置されていること等から、その価値が認められ国宝のメンバー入りを果たしました。

 みなさま、見えない広目天様を見に来てみませんか?

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